木造と鉄筋の違いを徹底比較!コストや性能、あなたに合うのはどっち?
これから新しい住まいを探そうと考えているとき、「木造」と「鉄筋(コンクリート造)」という言葉をよく目にしますよね。「何となく鉄筋(コンクリート造)の方が頑丈そうだけど、実際のところ何が違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。建物の構造は、住み心地や建築コスト、さらには将来のメンテナンスにも大きく関わる重要なポイントです。
この記事では、代表的な構造である「木造」と「鉄筋コンクリート造」の違いについて、さまざまな角度から分かりやすく比較・解説します。それぞれのメリットとデメリットを正しく理解して、あなたやご家族にとって最適な住まい選びの第一歩を踏み出しましょう。

目次
木造と鉄筋コンクリート造、アパートで見る構造の種類
まずは、物件情報でよく見かける構造がどのようなものなのか、基本から確認しましょう。
木造(W造)とは?
木造(W造)とは、建物の柱や梁といった骨組みに木材を使って建てられた構造です。日本の低層アパートで最も多く採用されており、建築コストが比較的安いという特徴があります。
鉄筋コンクリート造(RC造)とは?
鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋で組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで固めた、非常に頑丈な構造です。密度が高く、強度があるため、主にマンションや団地などの建物で採用されています。鉄筋とコンクリートの組み合わせで、高い耐久性を実現しています。
比較でよく見る「鉄骨造(S造)」も知っておこう
木造と鉄筋コンクリート造を比較する際、よく中間的な選択肢として登場するのが「鉄骨造(S造)」です。これは、柱や梁などの骨組みに鉄骨を使った構造で、木造よりは頑丈で、鉄筋コンクリート造よりは建築コストを抑えられるという特徴があります。
| 構造の種類 | 特徴 | 主な建物 |
| 木造(W造) | 柱・梁などの骨組みに木材を使用する構造。日本の低層アパートで最も一般的。 | 低層アパート、戸建て住宅 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 鉄筋で組んだ枠にコンクリートを流し固めた構造。密度・強度が高く耐久性に優れる。 | 中高層マンション、団地、堅牢なアパート |
| 鉄骨造(S造) | 柱・梁に鉄骨を使用。木造より頑丈で、RC造よりコストを抑えられる中間的な構造。 | 低〜中層アパート、事務所、商業施設 |
木造アパートのメリット

比較で分かった特徴を踏まえ、まずは木造のメリットを見ていきましょう。
メリット1)月々の家賃などが低い
木造は鉄骨造りよりも建築コストが低く、鉄骨造と比べて月々の家賃や管理費が低い傾向にあります。敷金や礼金も低くなる為、初期費用を抑えたい方は木造がおすすめ!
メリット2)通気性が良い
木造アパートは通気性がよく、湿気もこもらない為、結露やダニが発生しづらいと言われています。木材の性質により夏はジメジメしにくく、冬は湿度を保つことができます。アレルギーに敏感の方など、木造づくりの方が1年を通じて快適に過ごしやすいでしょう。
メリット3)部屋のレイアウトがしやすい
鉄筋コンクリート造の場合は天井や壁に梁や柱など構造体の変更が難しい一方で、木造の場合は比較的レイアウト変更が容易となっています。そのため、築古の建物でも現代的な間取りとなっていることも多々あります。
メリット4)耐久性・耐震性に強い物件が増えている
地震大国の日本だからこそ、住まいの耐久性は重要な要素です。近年の地震などによる教訓を経て、建築資材の耐久性も向上しています。それに伴い、木造アパートは築浅物件などにおいて耐久性・耐震性に優れた物件が増えつつあります。
木造アパートのデメリット
メリットの多い木造アパートですが、やはりデメリットもあります。木造アパートのデメリットをご紹介します。

デメリット1)騒音
鉄骨造に比べて木造アパートは騒音や声が響きやすいことも。アパートの隣の人や上層階、下層階からのクレームになる場合があるので注意が必要です。
デメリット2)気密性が劣る
通気性が高い分、気密性は劣る傾向に。その結果、冷暖房効率が低く、電気代に影響する場合もあります。
デメリット3)火災・延焼のリスク
特に築年数が古い物件の場合は、耐火性の低い素材がそのまま残っているケースが高く、万が一の火事の際に延焼スピードが速く危険性が高いとされています。
鉄筋アパートのメリット

次に紹介するのが「鉄筋コンクリート造」のアパートについてです。コンクリート造は高層マンションなどの大規模な建築物に使用される場合が多いです。鉄筋コンクリート造アパートのメリットについてご紹介します。
メリット1)遮音性の高さ
鉄筋コンクリート造アパートはコンクリートの気密性が高いため、木造に比べて隣や上下階への音や声が響きにくい特徴があり、高い遮音性を誇ります。
メリット2)耐震性の高さ
鉄筋コンクリート造アパート圧縮力と引張力によって建物全体の耐久性が高く、木造と比較して耐震性が高いとされています。
メリット3)火事のリスクが低い
コンクリートは不燃材料の為、耐火性能が高く、火事に対するリスクが木造よりも低いとされています。
鉄筋アパートのデメリット
メリットも多くある鉄筋コンクリート造アパートですが、やはり木造と同様にデメリットもあります。ここでは鉄筋コンクリート造アパートのデメリットをご紹介します。
デメリット1)家賃などが高い傾向
建築コストが木造よりも高い場合が多く、家賃や管理費も高く設定されていることもあります。
デメリット2)結露が起きやすい
鉄筋コンクリート造アパートはコンクリートのため通気性が悪く結露が発生しやすいとされています。木造と比較して気密性が高いため湿度が溜まりやすく、アレルゲンの発生原因になることも。
デメリット3)空間が活かしきれない
鉄筋コンクリート造アパートは天井の梁、壁の柱などに、鉄の骨組みの障害物が多く、家具の配置に頭を悩ませられることも。圧迫感も感じることもあります。
あなたに合うのはどっち?重視するポイントで選ぼう
木造と鉄筋コンクリート造、どちらが良いかは、あなたが何を重視するかによって決まります。
家賃の安さを最優先するなら「木造」
学生さんや新社会人の方など、とにかく月々の支出を抑えたいという方には木造アパートが最適です。家賃が安い分、他の生活費や貯蓄、趣味にお金を回すことができます。ただし、防音性はあまり期待できないため、生活音が気にならないか、角部屋を選ぶなどの対策を考えると良いでしょう。
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静かな暮らしと安心感を求めるなら「鉄筋コンクリート造」
騒音によるストレスなく、静かな環境で暮らしたい方には鉄筋コンクリート造が断然おすすめです。家賃は高くなりますが、その分の快適さと安心感は得られます。特に、夜勤があるお仕事の方や、家で集中して勉強や仕事をしたい方にはピッタリです。
迷ったときは「鉄骨造」も選択肢に
「木造の音漏れは心配だけど、RC造の家賃は少し高い…」と悩んだら、鉄骨造(S造)の物件も探してみましょう。木造と鉄筋コンクリート造の中間的な性能と家賃なので、バランスの取れた選択肢として検討する価値があります。
まとめ

いかがでしたか?今回は木造と鉄筋コンクリート造のメリット・デメリットをご紹介しましたが、どちらも良し悪しはあるので、ご自身やご家族のライフスタイルや趣味嗜好、予算、周辺環境なども合わせて選ぶのが良いでしょう。
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■監修_サーラ不動産/担当者_資格:宅地建物取引士