初めての一人暮らし!物件探しや日常生活の中で気をつけることとは?
就職や大学進学、転勤など、春から一人暮らしを始めるという方は多いのでは?特に初めて一人暮らしをするという方は、楽しみな反面、少し心配な気持ちもあるでしょう。
初めての一人暮らしを充実させるために、物件探しのポイントから日常生活の中で気をつけることなどを紹介していきます。
目次
物件探しのポイント
物件探しの際、利便性や最寄り駅を重視する方もいますが、コロナ後はリモートワークが増えたこともあり、間取りや暮らしやすさを重視する方も多い傾向があるようです。
初めての一人暮らしを充実させるためにも、チェックして欲しいポイントをご紹介します!
立地条件だけでなく周辺環境を知ること
駅から近い、大通りにすぐ出られるなど立地条件が良い点はうれしいことですが、それに気を取られすぎないことが大切です。特に繁華街や主要道路付近の物件については、便利さ故の気をつけることがあるでしょう。
物件探しのポイントは、物件周辺を歩いたり、車で走ってみることです!
例えば、自分の足で歩いてみることで、駅までの距離を正確に把握できるだけでなく、坂道の有無(自転車を使う場合は特に知っておきたいところ)も確認出来ます。
また、車で走ってみると、通行量が多すぎて車の出し入れがしづらそうなことや、物件周辺の交通渋滞も知ることが出来ます。
この他にも以下の点に注意をすると良い物件選びが出来るでしょう。
・駅に近い場合は、電車の騒音や振動がないか
・繁華街に近い場合は、夜の周辺環境(治安・人通りの多さ・お店の明かり)が気にならないか 等
自分の譲れない条件を決めておく
初めての物件探しで自分の理想を実現しようと思うと、様々な条件の中でどの物件を選べば良いか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
楽しみながらもスムーズに物件探しを進めるために、「自分の中でこれだけは譲れないという」条件を軸に物件探しをすることがオススメです!軸がないとブレブレになるだけでなく、逆に条件に合わない物件を選んで後悔することも。
以下のような軸を持っておくと良いでしょう。
・予算額(毎月の家賃や敷金・礼金)はいくらにするか
・駅までの距離、どの鉄道の沿線が良いか
・部屋の広さ・間取りは最低限どれだけか
・駐車場の有無
・バス・トイレ別 など
家賃は無理なく払える範囲で!
「家賃は少し高いけど、生活を切り詰めれば大丈夫」と思って物件を決めていても、実際に生活すると経済的に苦しくなって一人暮らしを楽しめない…ということになってしまうかも。
家賃(毎月の共益費等も含めて)は手取り収入の3分の1程度に抑えると暮らしがある程度両立しやすいとも言われていますので、毎月の負担を考慮しながら物件探しをすると良いでしょう。
物件探しの注意点
次に物件探しの注意点をお伝えします。
アンペア数の確認
意外に重要なのがアンペア数です。日常生活では電化製品を多用すると思いますが、アンペア数の低い物件は、エアコンとドライヤーを同時に使うとブレーカーが落ちてしまうことも。
アンペア数に関しては、内覧時に不動産会社へ必ず確認をしましょう。30アンペアあれば日常生活に支障をきたすことはないでしょう。
(特別に電力を多く消費する電化製品などをしようする場合は別途不動産会社へ相談しましょう)
ゴミステーションや駐輪場などの確認
内覧時には部屋の中だけでなく、建物の周辺も確認することが大切になります。ゴミステーションはどこにあるか、自転車や原付バイクを使用する場合は駐輪スペースが十分確保されているかなどをしっかりと確認しましょう。
駐輪場については、物件によっては別途使用料が必要となる場合もありますので、置き場としてのスペースに加え、金額面も確認を行いましょう。
日常生活での注意点
実際に暮らすにあたり注意点をご説明します。
騒音
集合住宅に住むことが初めての方は、無意識に自分が発生させている音が、他の人の迷惑になっていることに気づかないこともあります。
特に掃除機やドライヤーなどの音は隣の部屋や階下に響くので、これらの使用については、早朝・夜間の使用は控えるよう心がけましょう。また、夜間などに友人を招く場合は、話し声の気をつけながら過ごすと良いでしょう。
これとは逆に、上の階や隣の部屋からの騒音で眠れないこともあるでしょう。騒音での悩みを事前に防ぐには、例えば共有部分に騒音の注意喚起の張り紙がしているかどうか、壁が厚く18cm以上か、床は二重床で20cmあるか、窓は二重サッシか、騒音についてのクレームが入っていないかなどを不動産会社に確認を取りましょう。
ゴミ出しはこまめに行う
生活が忙しい中でもゴミ出しはきっちり行うことが大切です。ゴミが溜まると悪臭が発生し、近隣住居へ迷惑がかかります。また衛生害虫発生の原因にもなります。
他の方の住環境を守るためにも、自身で出来ることはしっかり行いましょう。
玄関の覗き穴に蓋をする
玄関ドアに来客者を確認するための覗き穴があると思いますが、防犯のために蓋などをすると良いでしょう。中から外が見えるということは逆も出来てしまうからです。
玄関ドアが磁石になっている場合は、お気に入りのマグネットを蓋代わりにすると、防犯面・おしゃれ面で活かすことが出来るでしょう。
まとめ
いかがでしたか?初めての一人暮らしで不安も多いかと思いますが、下準備をしっかりと行うことで快適な生活を送ることができます。
初めての物件探しが心配、どう選んだら良いか分からないという方は、賃貸のプロである不動産会社に相談しましょう!
■監修_中部ガス不動産/担当者_資格:宅地建物取引士
WRITER PROFILE
岩下加奈
愛知県豊橋市在住。地元出版社に勤め、東三河エリアを中心とした住宅情報誌の編集長などを勤める。名古屋や東京などの雑誌・WEBのライティングや編集を行い、年間1000件以上の取材をこなす。豊橋市市役所広報アドバイザー、東三河の魅力を発信する講師活動、審査員なども務める。ワンライフコミュニケーション株式会社ゼネラルマネージャーとして、企業様・個人向けの外部広報を担当。