リフォームの動機・きっかけ

リフォームの動機・きっかけ

住宅関連の改修・改築に関する横文字には、リフォームの他にもリノベーション、リペアといった言葉があります。

それらの意味は同じようにみえて、微妙に異なります。

目的や規模から、それぞれを実施するタイミングも違ってきます。

今回は、リフォームなどを実施される方の動機や要望も踏まえて、工事をされるのにふさわしいタイミングもご紹介します。

この夏、リフォームをお考えの方には、家事を助けるお得な新商品の情報もありますので、ぜひご参考にしてください!

リフォーム・リノベーション・リペアの違い

よく耳にするリフォーム、リノベーション、リペア。

解釈はそれぞれありますが、日本の住宅メーカーでは以下のようにすみ分けられています。

リフォーム → 新築に近い状態に戻す

リノベーション → 既存の状態よりも価値を高める

リペア → 小さな傷や劣化の補修作業

リフォームは「新築に近い状態に戻す

リフォームは、老朽化した住宅の一部または複数箇所を、新築に近い状態に戻すことを意味します。

またリノベーションは、改築、革新、刷新という意味があります。日本では、間取り変更を伴うような住宅の大規模改修との意味合いで使われることが多いです。

リペアは英語で「修理」「修繕」「補修」を意味しますが、住宅関連では壁や床の小さな傷や劣化を直す、比較的小規模な作業のことを表します。

リフォームの動機・要望

リフォームを実施される方にはさまざまな動機があり、それに伴う要望もいろいろあります。

お住まいの状況や将来設計、家族とのライフスタイルを考えた上で、どんなリフォームをすればいいのか、いつ実施しればいいのかを考えていきましょう。

リフォームの動機

家や設備の老朽化が主なきっかけ

家の老朽化

リフォーム実施者に対する国土交通省の「住宅市場動向調査」(令和3年度)によると、リフォームを行った動機として、もっとも多かったのが「住宅が傷んだり汚れたりしていた」(42・5%)で、次いで多かったのが「家を長持ちさせるため」(27・5%)、「台所、浴室、給湯器などの設備が不十分だった」(19・7%)でした。

その他の動機としては「差し当たり不満はなかったが、良い住宅にしたかった」(12・6%)、「家族や自分の老後に備えるため」(10・0%)、「子供の成長に備えるため」(5・7%)、「介護のため」(4・7%)、「家族の人数が変わったため」(3・1%)などとなっています。

いずれも1割強の割合ですが、「耐震性がなかったから」「住宅が狭かったから」という動機もありました。

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参考URL=https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf(令和3年度の住宅市場動向調査)

傷みや汚れなど、住宅の劣化が目に見えるほど生じたころや、便利で快適な暮らしを求めたり、家族との将来を考えてリフォームを行ったりする人が多いことが分かります。

リフォームを行う動機として大半を占める「住宅が傷んだり汚れたりしていた」「家を長持ちさせるため」「台所、浴室、給湯器などの設備が不十分だった」などは、家や設備の老朽化が原因となっています。

ライフスタイルの変化もきっかけ

一方、「家族や自分の老後に備えるため」「子供の成長に備えるため」「介護のため」「家族の人数が変わったため」などは、ライフスタイルの変化から来ています。

家や設備の老朽化とライフスタイルの変化が重なる場合をはじめ、その見込みがある場合にリフォームを実施する確率が一段と高まるということが言えます。

リフォームの施主の特徴

主流は60代で実施

60代の夫婦

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会による調査報告書によると、リフォームの施主は年齢別では60代が38・2%ともっとも多く、次いで50代、70代となっています。

定年退職などで仕事に一区切りがついた、お孫さんが誕生した、といったライフスタイルの変化が要因のようです。

参考URL=https://www.j-reform.com/publish/pdf/jitsurei-R4-c.pdf(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会による調査報告書)

増える若年層のリフォーム

近年は30、40代の施主も増えており、お子様との生活に配慮するほか、中古住宅に住む人の増加が背景にあるとみられます。

また、国土交通省の「住宅市場動向調査」(平成24年度)によれば、前回のリフォーム時期については「今回が初めて」と回答したのが54・1%と大半を占めており、受注が多い部位はキッチン、トイレ、浴室と言った水回りが多くなっています。

参考URL=https://www.mlit.go.jp/common/000995672.pdf(平成24年度の住宅市場動向調査)

リフォームにおける要望

金銭面での不安を解消する対策

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会による「インターネットによる住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する第8回調査報告書」(平成24年)によると、リフォームを実施するにあたって消費者が抱く不安や心配事としては、実に半数近くの47・0%が「見積もりの相場や適正価格が分からない」で、次いで多いのが「施工が適正に行われるか」(40・2%)、「いろんな業者の特徴を比較しにくい」(28・4%)、「業者選びや手続きが面倒そう」(25・6)などとなっています。

また、中古住宅の購入時に求めるサービスとしては、「何か問題があったときに保証してくれるサービス」(41・8%)が最多で、「住宅エコポイントの適用など支援制度の充実」(30・6%)、「安心できる物件かどうか判断できる診断制度」(23・7%)などとなっています。

これらのことから、金銭面での不安を解消する対策を求める人が多いようです。

リフォームをするタイミング ~過ごしやすい春と秋が人気~

四季がある日本では、いつリフォームを実施するかでメリットやデメリットが異なります。季節ごとに注意点などをご紹介します。

春のリフォーム

メリット

一年でもっとも気候が安定していることから、外回りの工事もが天気に左右されにくく、計画どおりに進みやすいです。施主が暮らしながら工事するケースでも、冷暖房なしで過ごせます。

デメリット

リフォームする上でもっとも人気の季節で、入学や就職・異動などで家族構成やライフスタイルが変化するのに合わせて需要が高まります。

それだけに依頼が殺到し、大工や職人の人手不足になりやすく、注文してもすぐに工事が始まらないこともあります。早めに計画しておくことが大切です。

メリット

夏は日照時間が長いため、一日の工事時間を長く確保できます。

デメリット

屋根や外壁のリフォームは雨の影響を受けやすいため、梅雨の時期は工事が伸びてしまうことが考えられます。梅雨が明ければ本格的な夏の到来です。

工事中にエアコンが使えなければ、住みながらリフォームをすることは難しいでしょう。

メリット

涼しくて晴れの日も多く、エアコンも不要なのでさまざまな場所のフォームに適しています。

デメリット

春と同じくリフォームの需要が高い季節のため、早めの計画が必要です。また、秋は台風の接近が多い季節です。

予測が難しく工事が延びてしまうほか、施工場所が暴風雨圏に入ると工事現場で被害が発生する危険性もあります。 

メリット

工事の依頼が少ない季節のため、有能な職人に頼みやすいです。

デメリット

寒さが厳しく、屋内で過ごす機会も多いため、リフォーム工事をしながらの生活は不便を強いられます。

最新のガス衣類乾燥機のご紹介

家事に強い機能が充実

水回りでリフォームをお考えの方、梅雨や台風シーズンで洗濯物にお悩みの方に、ここでお得な商品の紹介です。

リンナイ株式会社(名古屋市)から、新しいガス衣類乾燥機「乾太くん デラックスタイプ」が7月12日に発売されます!

洗濯の負担を軽減する時短商品として近年、共働き夫婦や子育て世帯から高く評価されている衣類乾燥機。

2013年の登場から10年ぶりのフルモデルチェンジとなるデラックスタイプの「乾太くん」は、ガスならではのパワフルな温風で4人分6kgの衣類をたったの1時間で乾燥します。

乾燥容量は6kgと9kgを取り揃え、洗濯機から取り出した衣類をまるごと乾燥できます。

便利なスマホアプリ対応

給湯器や床暖房が操作できる「リンナイアプリ」に対応しており、アプリに「乾太くん」を登録すれば、スマートフォンで残り時間の確認や完了通知を受け取ることができます。

家事負担を軽減することで、家族の時間にゆとりをもたらします。

メーカー希望小売価格は、以下の通りです。

6kg 税込206,690円(税抜187,900円)~

9kg 税込241,340円(税抜219,400円)~

参考URL(https://www.rinnai.co.jp/releases/2023/0306/)リンナイ

サーラのリフォームは満足度95.1%!

リフォームはお住まいの快適性や安全性を豊かにし、日常やご家族との時間を充実してくれます。現在のお住まいに気になるところやご不便がある方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?

リビングサーラではキッチン、お風呂・浴室、トイレ、洗面・脱衣所、屋根・外壁など幅広いリフォームを承っており、お客様満足度95.1%を誇ります。無料で見積もりやご相談を承ります!

サーラプラザ浜松2F・サーラプラザ豊橋1Fにショールームがありますので、是非一度お越しください!

■監修_リビングサーラ/施工管理担当者_資格:1級建築施工管理技士・2級建築士

WRITER PROFILE

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由本 裕貴

1983年3月20日、愛知県豊川市生まれ。
御津高校、愛知大学を経て、2005年に日刊スポーツ新聞社入社。プロ野球やサッカー日本代表を担当し、2014年に東愛知新聞社へ転職。2021年からフリーに転向し、翌年から東日新聞ライターとして東三河のニュースや話題を追っている他、スポーツマガジンやオカルト雑誌などでも執筆。豊川商工会議所発行「メセナ」の校正も請け負う。著書に「実は殺ってないんです 豊川市幼児殺害事件」「東三河と戦争 語り継ぐ歴史の痕跡」「訪れたい 東三河の駅」がある。
家族は妻と長男。趣味はスポーツ観戦、都市伝説の探求。

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