戸建新築に大事な駐車場計画!必要なスペースやその作り方は?

戸建新築に大事な駐車場計画!必要なスペースやその作り方は?

新築を検討される際、駐車場でどのくらいの面積や台数が必要となるかにより、家や庭の大きさ、総建築コストも大きく変わります。

今回は駐車場を作るのに必要なスペースや駐車場の作り方についてご紹介します。

新築戸建て用の駐車場のスペースはどのくらい必要?

戸建駐車場スペースが狭い画像

マイホームの間取りを決める際に必ず決めなければならないことが「駐車場の広さ」。

駐車場の広さを間違えることで、不便な生活を強いられることも。新築の駐車に必要なスペースについてご紹介します。

駐車場に必要とされている一般的なスペースは?

クエスチョンマークが出ている人のイラスト

駐車場に必要とされている一般的なスペースは、

・軽自動車が縦4m×横幅2m

・大型車が縦5~6m×横幅2.5m以上

これくらいの広さであればスムーズに駐車でき人が乗り降りできる広さです。駐車場前の道が狭いようであれば、切り返しのことも考慮した作りが必要となります。また、将来、車イスなどを使用すると想定した際に、荷物の積み下ろしなどを考慮して車のドアを全開にしてもぶつからないようにするスペースも必要となります。

さらにバイクや自転車を使用する家庭は、1台あたり1m×2mほどの駐車スペースが必要とも言われています。今後購入する予定の車スペースも考えながら駐車スペースを設けることが大切になります。

新築の駐車場で考えられる作り方は3通り!

駐車場の作り方は主に3種類に分けられます。

オープンタイプ

戸建駐車場 オープンタイプの画像

駐車に必要な地面を確保し、舗装する駐車スペース「オープンタイプ」。大きな駐車スペースが作りづらく、駐車場にあまり予算をかけたくないという方におすすめです。高い塀も作らないオープンな外構でつくられるため、予算内に収まりやすくなります。視界を遮ることもないので、車の出し入れも楽で、敷地全体が見渡しやすく、防犯上のメリットにもなります。

ただし、車の上に屋根があるタイプではなく全てがフルオープンなので、雨や風など自然現象の影響で車が痛みやすくなります。また、雨の日の乗り降りも濡れてしまったり、気候状況によってはデメリットになることもあります。

カーポートタイプ

戸建駐車場 カーポート
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カーポートとは、柱と屋根のある車用の屋根のことを言います。カーポートにはさまざまな種類があり、横に柱があったり、後方のみに柱があるタイプ、デザインなど新築のご自宅の雰囲気やライフスタイルに合わせてつくることができます。

屋根があるため、雨や紫外線、鳥のフン等を防げることができ、直射日光も当たらないので車の移動が頻繁にある方はカーポートをつける方も多くいらっしゃいます。金額もガレージなどしっかり作りこんだ場合と比べ、安価な場合が多いです。

ただし、屋根(上部)のみなので、横から遮るものがないので注意しましょう。また、カーポートを設けると、方角や住宅の設計によっては玄関が日陰になるので、玄関周りを明るくしたいという方はある程度考慮することが必要になります。

ガレージタイプ

戸建て用駐車 ビルトインガレージの画像

3方向の壁と屋根で車を囲うガレージタイプの駐車場。家と別棟に建てる独立式ガレージと、家の一階の中にスペースをつくるビルトインガレージ(インナーガレージ)の2種類に分類されます。ガレージタイプは外部からの影響を完全にシャットアウトできるので、大切な車を守ることができますし、防犯対策にもなります。

ガレージを設計する場合は、車だけではなく趣味の空間として活用する方も多くいらっしゃいます。バイクやアウトドアを収納したりなど、使い勝手はさまざま。もう一つの部屋として利用することができます。

しかし、大掛かりな工事となるため予算を確保することが大切になります。用途によってはシャッターや照明完備なども必要となるので、家づくりを同じタイミングで考慮しながら設計することが必要になります。

将来を見据えて考えたい新築の駐車場計画について

笑顔の女性

住宅新築時に駐車スペースを考える際は、現在だけでなく将来のことも考えながら駐車場の計画を立てる必要があります。特に郊外や地方などでは車社会で、お子様が生まれたあとは何かと車が必要となる場面が多くあります。

家族1台で十分かも?と思っていても、仕事で毎日車を使うと子育て中に急に車に乗るタイミングの時に車がない・・・!と言ったことも。自宅前には車1台分しかなく、月極に駐車場を借りても毎月のランニングコストや防犯面において大きなデメリットとなってしまいます。

今後のライフスタイルをイメージし、マイホームの新築を検討する場合は駐車場は2台分は考えながら設計をするのがおすすめです。ある程度駐車場に広さがあると、車を買い替えた後も乗り降りもスムーズになります。

将来駐車場スペースの不足に悩まないためにも、現在持っている車だけではなく、いずれ買い替える可能性のある車のサイズ、台数の増加などについてもしっかり考えることが大切になります。

実際に起こった駐車場計画失敗談をご紹介

失敗を表現する画像

ここでは実際に住宅を新築するときに駐車場計画を失敗した方のお声をご紹介します。

失敗事例1)新築する家の計画を優先しすぎてしまった…

家を大きくしたいと計画した為に駐車場はぎりぎり2台駐車を想定し、駐車場スペースを

計画。夫婦の両親など、来客時に車をつめれば3台止められるようなスペースを確保しておくべきだった…。

失敗事例2)土地を購入するときにも注意が必要

旗竿地イメージ画像

購入した土地が旗竿地(道路につながる間口が狭く、奥に建物を建てるスペースがある土地のこと)であったために駐車場の計画は縦列駐車2台の想定に。住み始めはそんなに気にならなかったが、車の出し入れが面倒に。並列で駐車できるような土地を選ぶべきでした…。

これらの事例はほんの一例。ご家庭によって車は頻繁に出し入れする為、日々のストレスにもなりかねません。ご自身・ご家族がどう暮らしたいか、これからどんな暮らしを送るのかを見つめ直し、将来を少し想像することでどんな駐車場が必要かを客観的に考えてみることが何より重要です。

まとめ

新築戸建駐車場写真②

いかがでしたか?マイホームを検討していると、どうしても家の中の間取りや外壁のみを考えてしまいがちですが、駐車場もしっかりと考慮することが大切となります。どうやって考えたら良いか分からない、自分たちに最適な駐車場の広さって?など悩みもあるかと思います。

そんな時はノウハウを持っている住宅会社へ相談するのがベスト。納得するまで相談することが大切ですよ!

■監修_サーラ住宅/担当者

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WRITER PROFILE

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岩下加奈

愛知県豊橋市在住。地元出版社に勤め、東三河エリアを中心とした住宅情報誌の編集長などを勤める。名古屋や東京などの雑誌・WEBのライティングや編集を行い、年間1000件以上の取材をこなす。豊橋市市役所広報アドバイザー、東三河の魅力を発信する講師活動、審査員なども務める。ワンライフコミュニケーション株式会社ゼネラルマネージャーとして、企業様・個人向けの外部広報を担当。

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