戸建て新築をお考えの方必見!家づくりの流れ

戸建て新築をお考えの方必見!家づくりの流れ

”家づくり”といってもその手順や考え方は、人それぞれです。

住み始めたい時期に住めることや、住む人みんなが気に入る家づくりをする為にも、理想の家づくりを叶えるスケジュールや流れを知っておくことが非常に大切です。

そこで今回は、はじめて家づくりを考えている方向けに、一般的な一戸建てにかかる期間と流れについて解説します!

家づくりにはどのくらいの期間がかかる?

考える夫婦

家づくりにかかる期間は、家を建てたいと考えている方の状況や考え方、建てるメーカーや工務店によっても大きく異なります。
まずは一般的な家づくりの期間を参考に、自分たちに合った家づくりの進め方を考えてみましょう!

■一般的な家づくりにかかる期間■

家づくり期間

<イメージ期間>
家づくり計画の下準備…住まい・暮らしのイメージを膨らませる、予算の把握
(1ヶ月~)
   ⇓
<建築会社/建てる場所の決定期間>
具体的な計画・建築会社の決定…予算資金計画の把握、土地探し、プラン・資金計画提案、ハウスメーカー・工務店選び等
(2~3ヶ月)
   ⇓
<お家づくりの内容の決定期間>
詳細な打合せ・建築確認申請…内外装の配色等、住宅設備の詳細、コンセント位置、外構(お庭)の打合せ等
(3~4ヶ月)                  
   ⇓
<建築~お引越し期間>
着工~お引渡し・お引越し…地鎮祭、着工、上棟、竣工、完成、お引渡し、お引越し
(4~5ヶ月)               

それぞれの工程において必要な期間は様々ですが、一般的には家を建てる期間はだいたい1年前後の期間を必要とすることがわかります。
中には、8か月ほどで引渡しができる場合もあります。

逆に期間が大きく伸びる可能性の高い、ハウスメーカー・工務店選びや土地探しで多くの時間を使い、数年にわたって計画を進めるという方もいます。

住みたい時期が明確な方ほど早めに動き出すことをおすすめします!

参考:サーラ住宅の家づくり進め方

家づくりの進め方|暮らしミーティング|設計士と建てる家づくり・サーラ住宅 (sala-house.co.jp)

家づくりの大まかな流れを把握しよう!

「家づくりにはどのくらいの期間がかかる?」でそれそれどのくらいの期間がかかるのかを見てきました。
ここからは、「住まい・暮らしのイメージを膨らませる」に重点を置いて、各工程を詳しくご紹介します。

「住まい・暮らしのイメージを膨らませる」

家をイメージする家族

何もわからない中で何を考えればいいの?と思われるかもしれませんが、まずは簡単でも良いので「どんな家に住みたいか」を家族で共有することからはじめましょう。
下準備ができているほど家づくりはスムーズに進めることが出来ますよ♪

 ・今の住まいのお悩みを挙げる
(暑い・寒い、収納が足りない、お風呂が狭い、部屋数が足りない、玄関までが遠い、駐車場が1台分しかない、庭がない…等)

・新しい家を建てるならこんなことをしたい!という希望を挙げる
(こんなデザインの外観・内装にしたい、キッチンは○○製のキッチンを入れたい、少し面白みのある間取りを作りたい、家事が楽になる間取りにしたい、駐車場は3台分欲しい…等)

・写真を見たり、気になる会社のカタログを取り寄せてどんな家に住みたいか、外観デザインや間取り、住宅設備等のイメージを膨らませる

「予算を把握する」

家のマネー

「ここの建築会社が素敵!」「ここの土地に住みたい!」と思っても、自分の予算を把握しておかないと、予算オーバーとなりマイホーム完成後に泣く泣く手放すしかない…なんてことになる可能性もあります。

そうならないためにも「今後の生活に負担がかかりすぎない計画か」を確認することはとても重要です。

「家づくり」は大きな買い物になるので、自分たちは土地にいくら、建物にいくらぐらいの計画ならある程度の余裕が持てるな、という予算を知っておくだけでも家づくりの進め方が大きく変わってきます。

「建築会社を決める」

商談する様子

土地の購入の有無や希望の間取り、住宅設備などを総合的に判断して建築会社を決めていきます。

数多く比較検討することも大切ですが、具体的な検討に入る段階で2~3社に絞ることをおすすめします。打合せの時間だけでも複数社あると何時間もかかることもあります。
かといって1社にしてしまうと比較する所がないので、より良い会社選びがしにくいというデメリットがあります。

「住宅ローンの事前審査を行う」

住宅ローン

建築会社が決まったら、住宅ローンの事前審査を行います。申し込み者の返済能力を確認するために、年収や勤務先、勤務年数などの情報を提出する必要があります。

事前審査は一般的に、1週間ほどで結果が分かります。また、事前審査には費用はかかりません。

住宅ローンでいくら借り入れができるか目安が分かると、設計プランを決める段階での判断材料にできるでしょう。

「土地探し」

住宅用地は、建物性能と同じくらい暮らしの満足度に影響します。通勤時間、学区、災害リスク、周辺インフラを比較し、希望条件を優先順位に沿って整理します。建築会社によっては自社分譲地や提携不動産会社のネットワークを活用できるため、早期に情報収集を始めると選択肢が広がります。

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「土地の買付申込み」

購入希望の土地が見つかったら、他の買主に先を越されないよう「買付申込書」を提出し、価格や契約条件の交渉に入ります。申込金は相手へ購入意思を示すもので、売買契約までにキャンセルすると戻るケースが一般的です。申込み後は速やかに資金調達や契約書類の準備を進める必要があります。

「土地の購入」

土地の購入

土地を購入する方は、不動産売買契約を行います。

不動産会社や建築会社などの宅地建物取引士から「重要事項説明書」の説明を書面と口頭で受け、内容に問題がなく納得できたら契約を締結します。

土地の購入契約後は、敷地調査や地盤調査を行います。

敷地調査は、その土地に希望する家を建てられるか、またライフラインが通っているか調査します。地盤調査は、その土地がどの程度の重さに耐えられるか調査します。

「間取りや予算を決める」

間取り打合せ

土地が決まると、いよいよ間取りや設備などの具体的な打合せをしていきます。

家族の要望を建築会社に伝えて、間取りの設計をしてもらいましょう。

また、土地や建物の総額・住宅ローンの借入額も決定します。

予算と照らし合わせながら、理想の家づくりを進めていきましょう。

「敷地調査」

建築会社が現地で高さ基準や地盤状況、給排水経路などを調査し、法的制約や追加工事の有無を洗い出します。軟弱地盤が判明した場合には地盤改良工事が必要となり、コストと工期が増えるため、早期に報告を受けて資金計画へ反映させます。

「住宅ローンの本申し込み・工事請負契約を行う」

工事契約

土地や建物の総額・住宅ローン借入額に基づき、事前審査を通過した銀行や金融機関に本申込みを行いましょう。

間取りの打ち合わせや各予算が決定したら、建築会社と工事請負契約を交わします。

「建物詳細打合せ・確認申請提出を行う」

建物詳細打ち合わせ

打合せ内容はコンセントの数や位置を決めたり外壁や内装の色を決めたり、家づくりにおいて一番楽しい時間かもしれませんね。

また、この時に火災保険の手続きなどを進めます。

さらに、建築会社が着工に向けて建築確認申請といって、こんなお家を建てますよという内容を審査機関へ申請する手続きを行います。

「着工~お引越しまで」

地鎮祭

地鎮祭と呼ばれる工事の安全を祈願してから着工に入ります(今はこの過程を省略する建築会社もあります)。

建築会社や構法によっても家づくりの進め方は様々ですが、マイホームができていく過程を見られるのはこの時だけなので、ぜひ足を運んで見に行きましょう!

建築中は多岐にわたる項目の検査を行い、全ての工程が完了したら夢のマイホームが完成です!
そして、お引渡しの時に家や住宅設備についての説明を受けて家の鍵を受け取れば完了!

その後にお引越し作業をしたらご入居という流れです。

「アフターサービスを受ける」

アフターサービスの様子

住み始めてからの家の管理もとても重要です。

お気に入りのマイホームが長くきれいに使えるように、アフターサービスをしっかりと受けましょう。

建築会社によってサービス内容に大きく差がありますので、建築会社選びにも関わってくる重要なポイントの一つです!

 家づくりの中で、特に気を付けたい重要な3つのポイント

家づくりは一生のうちに何度も経験するものではありません。だからこそ、最初の一歩でつまずかないためにも、計画段階での準備や心構えが非常に重要です。ここでは、着工前に押さえておくべき基本的なポイントを解説します。

POINT
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家づくりは入居予定日から逆算する 

家づくりをスムーズに進めるには、「いつ住み始めたいか」というゴールから逆算することが大切です。例えば「子どもの進学に合わせて新居に住みたい」という明確な時期がある場合、その時期に間に合うよう全体スケジュールを組む必要があります。

家づくりの全体工程は、平均的に契約から引き渡しまで約6~12か月が目安です。ただし、設計段階の打ち合わせが長引いたり、地盤改良が必要になったりすることで、予定がずれ込む可能性もあります。だからこそ、余裕をもったスケジュールが不可欠です。

敷地調査を必ず実施する 

敷地調査とは、建築予定地の地盤や周囲の環境、法的制限などを事前に調べる工程のことです。設計プランを立てるうえで、この調査は非常に重要な意味を持ちます。

たとえば、敷地に高低差がある場合には、造成工事が必要になることもあります。また、接道義務や建ぺい率・容積率など、都市計画法や建築基準法に基づく制限によって、理想の間取りが実現できないケースもあるため注意が必要です。

さらに、隣家との距離、日当たりや風通し、電柱の位置など、日々の暮らしに直結する要素も敷地調査で確認します。

敷地調査のチェックポイント例:

  • 地盤の状態(地盤改良の要否)
  • 法的制限(建ぺい率・容積率・高さ制限など)
  • 接道条件(道路の幅や方角)
  • 周辺環境(日照・騒音・隣家の位置)
  • 上下水道・ガス管の引き込み有無

敷地調査の結果を元に、最適な設計と資金計画を組み立てることが、理想のマイホーム実現には欠かせません。

計画中・工事中は積極的に家づくりに参加する

理想の家をつくるには、建築会社にすべてを任せるのではなく、自分自身が「家づくりの当事者」として積極的に関わる姿勢が大切です。

打ち合わせの際には、間取りや設備だけでなく、素材や色合いといった細部にも意見を出すことで、後悔の少ない仕上がりにつながります。また、工事中に現地を見に行くことで、図面上では気づけなかった使い勝手の確認や、施工ミスの早期発見にもつながります。

建築会社との円滑なコミュニケーションを保つことも、家づくりの満足度を高める要因の一つです。工事が始まった後も「任せきり」にせず、進捗確認や質問・要望の共有を継続的に行いましょう。

具体的には以下のような関わり方がおすすめです。

  • 打ち合わせ内容のメモを取る
  • 設計意図や工法について遠慮なく質問する
  • 進捗報告の際に現場を訪問する
  • 気になる点があれば都度フィードバックを出す

家づくりで特に注意が必要な土地のコト

住宅と土地

家づくりにおいて大きな失敗となりやすいのが、土地にまつわる失敗です。

あとから後悔をしない為にも実例を紹介しながらポイントを解説していきます!

土地から探す方は購入前に建築会社に相談

家づくりと併せて土地探しを進めなくてはいけないと思い、まずは家を建てる土地から!と不動産会社さんに駆け込まれる方が意外と多くいらっしゃいます。

実はこの方法、後悔をする可能性が大です!

二つの理由を中心に解説していきます。

一つ目は、先に購入した土地が気に入った建築会社で建てられない可能性があることです。

それは住宅を含めた建築には決められた法律や、地域ごとのルールが必ずあり、その条件をクリアできない場合があるからです。
クリアできたとしても、建てられる家が想像していた理想の住まいとはかけ離れたモノになってしまう恐れも…。

二つ目は建築会社の方が良い土地を知っている可能性があることです。

建築会社が所有している土地もあれば、多くの不動産会社さんから独自に仕入れた土地の情報を持っていることがあります。
その中から自分たちの希望に合った一番良い土地を提案してもらえるのですから、家と併せておすすめを聞くのが効果的なケースがあります♪

建てる土地の目星がついている方が気をつけたいポイント

~ケース1 建築ルールの壁~
基本的に建築のルールは「一つの土地に一つの建物」が鉄則です。
そのため、一つの土地に二つ目の家を建てる場合は”分筆”といって土地を2つに分けなくてはいけません。
そこで親族間で意見が分かれて計画が中止になってしまう、ということが起こる可能性があります。

~ケース2 家が建てられない土地だった~
土地から探される方にも記述しましたが、土地をよく調べないと家を建てる際に何が必要かが見えていないことが多いです。
考えていたよりも多くの費用が掛かってしまったり、そもそも建てられない地域だった…、ということもあるので建築会社に早めに相談してみることをおすすめします。

~ケース3 家族トラブル~
親から家を建てても良いよと土地を譲ってもらえた!といっても土地も財産なので、もしもの時には相続の問題が起こります。

土地が大きな遺産となった場合、家が建っている土地を切って渡すことはできません。
その分をご兄弟などに支払ったり、最悪の場合は家を売る・取り壊すことを迫られてしまう場合があります。

家を建てる前には家族トラブルとならないように気を付けて進めることも大切です。

土地にまつわる特に気を付けたい注意点を挙げてきました。
以下の3点に気をつけて計画を進めましょう!

  •  土地は建築会社と相談して決める
  •  家を建てる時は家族とも相談しておく
  •  時間に余裕を持って土地を調べて準備する

まとめ

リビング

今回の記事では「家づくりの期間」と「家づくりの流れ」、その注意点について見てきました。
初めての家づくりには大きな期待と不安がつきもの。

皆さんの後悔のない素敵な家づくりを応援しています!

サーラ住宅CTA

■監修_サーラ住宅/担当者

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