新築なのにゴキブリが出るのはなぜ?!原因と入居前後の対策について解説!
ゴキブリが出る場所といえば古い家というイメージがあるかもしれませんが、完成したばかりの新築でもゴキブリが発生することはあります。
今回は、新築でもゴキブリが発生してしまう原因と、予防に効果的な対策を解説します。
目次
新築にゴキブリが発生する原因とは?

「新築=清潔で虫がいない」というイメージは、必ずしも正しくありません。ゴキブリは生命力が強く、わずかな隙間や機会を捉えて侵入します。まずは、なぜ新築の家でゴキブリが出てしまうのか、その主な原因を3つ見ていきましょう。
原因1:建築中や引っ越し時の段ボールからの持ち込み
最も多い原因の一つが、外部からの「持ち込み」です。 ゴキブリは暖かく湿気があり、狭い場所を好むため、段ボールの隙間は格好の隠れ家や産卵場所になります。建築中に使われた資材の段ボールや、以前の住まいから持ってきた引っ越しの段ボールにゴキブリ本体や卵が付着しており、知らず知らずのうちに新居へ運び込んでしまうケースが後を絶ちません。特に、長期間倉庫で保管されていた荷物や、ネット通販で購入した商品の段ボールには注意が必要です。
原因2:周辺環境からの侵入
家の周りの環境も、ゴキブリ発生の大きな要因となります。例えば、家の近くに飲食店、コンビニ、公園、ゴミ屋敷などがあると、そこに生息していたゴキブリが餌や新たな住処を求めて移動し、新築の家に侵入してくることがあります。また、隣家で駆除剤が使われた際に、逃げ出したゴキブリが避難場所としてあなたの家に侵入してくる可能性も考えられます。新築であっても、周辺環境によっては常に侵入のリスクに晒されているのです。
原因3:集合住宅における他の部屋からの移動
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、自分の部屋をどんなに清潔に保っていても、他の部屋からゴキブリが侵入してくる可能性があります。配管や壁の中は全ての部屋と繋がっているため、他の部屋で発生したゴキブリがベランダや共用廊下、配管などを伝って移動してくるのです。新築マンションであっても、他の入居者が持ち込んだり、元々建物に潜んでいたりしたゴキブリが繁殖し、被害が拡大することがあります。
新築住宅におけるゴキブリの侵入経路

先ほども紹介したように、ゴキブリは10mm程度のすき間があれば侵入することができます。新築住宅でも、以下のようなすき間を経由して、室内へ侵入する可能性があるでしょう。
・排水口(キッチンのシンク、浴室、洗面所など)
・玄関ドアや窓サッシのすき間
・換気扇の隙間や換気口、通気口
・エアコンの室外機、排水ホース
・資材や引越し用の段ボール
排水口や換気口、エアコン周りなどはまだ使われていないので、ゴキブリにとって障害となる要素がありません。こうした侵入経路を早い段階でふさいでおくことが、発生の予防につながります。
【入居前に実践】新築住宅のゴキブリ対策3選

入居前でもゴキブリが侵入する可能性は十分にあるため、引越す前から対策を講じておくのがおすすめです。ここでは、入居前に行っておきたいゴキブリ対策を3つ紹介します。
燻煙剤を焚く
すき間に隠れて暮らすゴキブリをまとめて駆除するには、市販の燻煙剤が効果的です。燻煙剤を使うと小さなすき間にも薬剤が回るので、裏に潜むゴキブリも一網打尽にできます。煙の出るタイプが一般的ですが、マンションなどでも使える無煙タイプも販売されています。
燻煙剤の使用時には、食器や食品、子どもやペットの触れるものなどに薬品がかからないよう、収納したり上からカバーをかけたりしなければなりません。また、家具や荷物がたくさん置かれていると、ゴキブリが逃げる場所を増やしてしまうことになります。
まだ生活を始めておらず、家具や家電を配置していない入居前こそ、燻煙剤による大きな効果が期待できるでしょう。
毒エサを置く

「ベイト剤」と呼ばれる毒エサを置いておくのも有効です。ゴキブリが好む場所に毒エサを設置しておくと、一部の個体が毒エサを食べます。その個体が巣に帰ると、毒の入った死骸やフンを仲間の個体が食べるので、毒エサの効果が巣全体に及びます。こうして、一定の時間をかけてゴキブリが減っていくという仕組みです。
毒エサの効果が現れるには時間がかかるため、入居前に置いておくのがおすすめ。徐々に効果が広がり、引越し後のゴキブリの発生を防ぐことができます。
侵入経路をふさいでおく
燻煙剤や毒エサで室内にいるゴキブリを駆除できたとしても、新たにゴキブリが侵入してきては意味がありません。新たな侵入を防ぐため、入居前に先ほど挙げた侵入経路をふさいでおきましょう。各箇所におすすめの対策は次のとおりです。
| 排水口 | 目の細かなゴミ受けネットを設置する |
| 玄関ドア、窓サッシ | すき間テープを貼る |
| 換気口、通気口 | フィルターを取り付ける |
| エアコンの室外機、排水ホース | 室外機カバー、排水ホースキャップを取り付ける |
【入居後に確認】ゴキブリ予防のポイント3選

新築のゴキブリ対策は入居前に行うのがベストですが、どれだけ念入りに対策を講じてもゴキブリが発生する可能性はあります。続いては、新築住宅に入居してから心がけるべき、ゴキブリ予防のポイントを見ていきましょう。
引越しで発生したダンボールなどは放置しない
引越し時に使用したダンボールや新聞類には、ゴキブリの成虫や卵が付着している恐れがあります。そのまま放置していると、新居で繁殖してしまうかもしれません。引越し時のダンボールなどは室内に放置せず、片付けが終わったらすぐに処分するよう心がけましょう。
毒エサを適切に取り替える
入居前に毒エサを設置しても、有効期限を過ぎてしまうとゴキブリが食べなくなってしまいます。長時間放置されたままになっている毒エサも同様です。一度設置したら終わりではなく、商品に記載された有効期限を過ぎたら、新しいものに交換しましょう。
季節ごとに適した対策をする

ゴキブリは寒さが苦手で、気温が20℃以上になると行動が活発になる傾向にあります。夏によく見かけるのはそのためですが、見かけたゴキブリを退治するだけでは、根本的な解決は難しいでしょう。
大切なのは、ゴキブリが卵を産む秋、卵からかえって幼虫となる春の対策です。秋はゴキブリが越冬できるような環境をなくすため、ダンボールを処分したり、家具や家電の裏などを清潔な環境にしたりするのが効果的。冬の間も毒エサを置いておきます。春は、外部からゴキブリが侵入してくるケースも多いので、暖かくなる前に燻煙剤を焚いてまとめて駆除するとよいでしょう。
生ゴミの処理とキッチンの清潔維持
ゴキブリにとって最大の魅力は「餌」と「水」です。特に生ゴミの臭いはゴキブリを強く引き寄せます。生ゴミは蓋付きのゴミ箱に捨て、こまめに処分するようにしましょう。調理後に出た食品カスや油汚れも放置せず、その都度きれいに拭き取ることが大切です。シンクに洗い物を溜めず、水滴も拭き取っておくと、ゴキブリの餌場と水飲み場を断つことができます。
まとめ

新築住宅でゴキブリに遭遇すると大きなショックを受けますが、その原因は「持ち込み」や「外部からの侵入」など、様々です。しかし、入居前の燻煙剤や隙間対策、そして入居後の清掃やゴミ処理の徹底など、適切な対策を講じることで、ゴキブリのいない快適な環境を維持することは十分に可能です。この記事で紹介した対策を実践し、安心して新しい生活をスタートさせてください。

■監修_サーラ住宅/担当者