エコカラットは後悔する?エコカラット導入のポイントや施工事例をご紹介

エコカラットは後悔する?エコカラット導入のポイントや施工事例をご紹介

おしゃれなデザインと調湿性が魅力の「エコカラット」。お部屋に取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ですが、エコカラットを取り入れて後悔した人もいるといいます。

この記事では、エコカラットを導入して後悔した理由や事例について解説。エコカラット導入のポイントや業者の選び方、施工事例までご紹介します。

エコカラットとは

エコカラット

エコカラットとは、調湿・脱臭・有害物質の吸着ができる内装用壁材です。

従来のエコカラットは、乾拭きしかできませんでしたが、モデルチェンジした「エコカラットプラス」は水拭きができるようになり、清掃性も向上。新築・リフォーム・DIYと多くの場面で使用されています。

エコカラットを導入するメリット

エコカラットは、調湿効果や消臭効果だけでなく、インテリア性も兼ね備えた優れた建材です。

調湿効果で結露やカビの発生を抑制できる

エコカラット

表面に無数の小さな穴が開いた多孔質が特徴のエコカラット。その穴が湿気を吸収し、乾燥しているときには水分として空気中に放出します。

室内の湿度をコントロールし、結露やカビの発生を防ぐことができます。

https://www.ecocarat.jp/features/1.html

消臭・脱臭効果がある

エコカラットの多孔質構造は、タバコやペットの臭いなどあらゆる生活臭の成分を吸着。さまざまな臭いが混ざり合った複合臭を脱臭する効果もあります。ペットのいるご家庭や、臭いのこもりやすいトイレや玄関の壁材としても人気です。

https://www.ecocarat.jp/features/2.html

シックハウス症候群の原因となる有害物質を吸着する

空気中に漂うホルムアルデヒドやトルエンといった化学物質。体の小さい子どもは影響を受けやすく、健康被害が心配です。

エコカラットは、有害な化学物質を吸着して低減するというメリットもあります。

https://www.ecocarat.jp/features/3.html

アクセントウォールになる

エコカラットは、石・木・モザイクタイルなどをモチーフに、多彩なバリエーションのある壁材です。アクセントウォールとして、壁の一面に使用するだけでパッと華やかな空間に変わります。

エコカラットを導入するデメリット

エコカラットには優れた機能がある一方で、導入にあたって注意すべきデメリットもあります。

費用が割高になることも

寝室のエコカラット

エコカラットは、1枚ずつパネルを貼って施工するので手間がかかり、商品代も安くはありません。総じて費用が高くなりやすい建材です。

エコカラットにかかる費用は、商品代と施工費で1㎡当たり10,000円~24,000円(税別)が目安です。コンセントやコーナー部の加工がある場合は、加工費や部材費がかかる場合もあります。

汚れが付いたり、割れたりすることも

エコカラットは、汚れが目立つ場合があります。特に、白系のエコカラットは手垢汚れが目立ちやすいので、手で触れやすい場所は白系のエコカラットを避けましょう。

また、エコカラットは衝撃に弱く、ぶつかった衝撃で割れてしまうこともあります。画鋲やフックの使用でヒビが入ることもあるので、エコカラットの面には取り付けないようにしましょう。

施工面積が小さいと効果を実感しにくい

エコカラットは調湿効果がありますが、施工面積が小さいと効果を実感できない場合があります。エコカラットが調湿効果を発揮する目安として、部屋の床面積の1/4以上の面積の施工が推奨されています。

また、定期的に換気を行い、湿気をためないようにすることもポイントです。

模様替えしにくい

一度施工したエコカラットの上から、壁紙を貼ったり塗装したりすることはできません。取り外しも簡単ではないため、エコカラットは模様替えをしにくいこともデメリットです。

アクセントウォールとしてエコカラットを活用したい場合は、取り外しが可能な「エコカラットセルフ」という選択肢もあります。目的に合わせて選択しましょう。

後悔しないエコカラット導入のポイント

リビングのエコカラット

エコカラットを導入して後悔しないためには、エコカラットの機能や特性をよく理解し、適した場所に設置する、エコカラットが機能を発揮できる面積を施工することが大切です。

また、エコカラットはお部屋のインテリアデザインも左右します。壁紙や床、天井とのコーディネートも重要です。さらに、施工する職人によって仕上がりに差が出る場合もあるため、信頼できる業者選びもポイントになります。

エコカラットの施工を依頼する業者の選び方

エコカラットの施工は、壁紙と比較して難易度が高いため、施工実績が豊富な業者に依頼することが大切です。エコカラットの特性についても詳しい業者を選びましょう。

また、エコカラットはヒビ割れたり欠けたり、補修が必要になるケースも少なくありません。アフターサービスまで対応してくれる業者を選んでおくと安心です。

リビングサーラのエコカラット施工事例

リビングサーラのエコカラット施工事例を3例ご紹介します。

施工事例①リビング

リビングのエコカラット

リビングの壁一面にエコカラットを貼り、空間のアクセントにした事例です。間接照明と相まって、シックな空間演出になりました。

施工事例②玄関

玄関のエコカラット

リノベーションで拡張した玄関の壁一面に、エコカラットのペトラススクエアを施工。柔らかな色合いで、玄関が明るい雰囲気に仕上がりました。

施工事例③トイレ

トイレのエコカラット

トイレの壁一面にエコカラットを施工した事例です。ナチュラルな素材感のあるエコカラットのランド(土もの調)を選び、温かみのある空間を演出しました。色はベージュで汚れが目立ちにくくなっています。

こちらの事例のように、汚れやすい水回りには白を避けることも後悔しないためのポイントです。

まとめ

エコカラットで調湿・消臭・脱臭効果などを実感するには、推奨されている面積を施工することが大切です。また、取り外しは簡単にできないため、施工場所や施工範囲、模様替えを踏まえたデザイン選びなど、検討を重ねて決めましょう。

リビングサーラは、エコカラットの施工実績が豊富で、デザイン力にも定評があります。エコカラットをご検討の際は、ぜひ気軽にご相談ください。

■監修_リビングサーラ/施工管理担当者_資格:1級建築施工管理技士・2級建築士

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WRITER PROFILE

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高山 みさと

住宅・インテリア専門ライター。設計職の経験とインテリアコーディネーターの資格を活かして多くのメディアで記事を手掛けている。
築20年の戸建てに夫と息子の3人暮らし。実際にさまざまなリフォームを経験し、執筆にも活かしている。自分で設計したキッチンにリフォームするのが夢。

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