快適に暮らせる平屋を建てるには?おすすめポイントや費用の目安を解説!
平屋住宅を建てる方が年々増加傾向にあり、若い方からお年寄りの方まで幅広い世代に人気となっています。そこで平屋を建てる際に検討したいおすすめポイントを5つに絞ってご紹介しながら、実際にサーラグループで平屋を施工した方のお声を紹介していきます!
目次
そもそも平屋とは?その特徴と魅力
そもそも平屋とは、一般的な2階建ての住宅に対して、いわゆる「1階建ての住宅」のことをいいます。階段がなくワンフロアで施工をするので階段の登り降りがなく、高齢になった時も段差がないので、快適かつ、無理のない生活ができるという点で人気です。
近年、20代〜30代の若い層も将来を見据え、平屋を建てる方や、そのほかにも平屋ならではのおしゃれなデザインに惹かれて平屋を選択する方も増えてきており、幅広い年齢層に人気があります。
そんな平屋が人気になっている背景や、平屋を建てるメリット・デメリットを解説します。
平屋を建てるメリット
新築で平屋を建てるメリットを具体的にみていきましょう。
家事動線が集約して移動がしやすい
平屋は階段がなく全ての設備が1つのフロアに揃っているので、部屋間の移動がスムーズであり、家事や育児、介護などがしやすくなります。
例えば2階建ての場合、1階の洗面脱衣室で洗濯したものを2階のベランダに運んだり、2階の寝室から1階のトイレに移動したりすることがありますが、平屋は短い移動ですみます。
間取りやデザインの自由度が高い
平屋は建物の高さが低いため、土地の形状や周囲の景観に合わせて建築することが比較的容易です。また、天井の高さや間取りの自由度も高く、自分の好みやライフスタイルに合わせたデザインが実現しやすいです。
台風や地震などの災害に比較的強い
平屋は階数が少ないため、建物全体の重心が低くなります。これにより、地震時の揺れに対する安定性が高まります。また面積が広く高さが低いため、台風など風の影響も受けにくく、万一の火災などでもサッと逃げやすいというメリットもあります。
メンテナンスやリフォームが安くなる
平屋は建物の構造が比較的単純であり、将来のリフォームや増改築がしやすいです。また、屋根や外壁などのメンテナンスが比較的容易であり、維持管理の負担が軽減されます。
平屋を建てるデメリット
次に、平屋を建てるデメリットを具体的にみていきましょう。
2階建てよりも広い敷地が必要になる
平屋は建物を広く取る必要があります。そのため、同じ敷地内で同じ広さの建物を建てる場合、建物面積が広くなり、土地代や建築費用が高くなる可能性があります。
通風や採光には要注意
室内の間取りや配置を考慮して、各部屋に十分な通風と採光を確保することが重要です。特に居室やリビングルームなど、長時間滞在する部屋では、快適な環境を提供するために通風や採光に特に注意が必要です。
防犯対策が必須
平屋の場合、建物の外周が低いため、防犯上のリスクが高まることがあります。外部からの侵入を防ぐために、窓を防犯ガラスにするなどの防犯対策を十分に行うことが求められるでしょう。
平屋で快適に暮らすためのおすすめポイント5つ
平屋ならではの小屋裏空間の活用
小屋裏空間とは屋根と天井の間に生まれる空間のことを言います。通常は天井板でふさがれている場所ですが、実はここを生活スペースとして有効活用することができます。
季節物などの収納スペースとしたり、趣味が楽しめる空間として使用するなど用途は人によって様々。天井を勾配天井として上部にロフトをつくることで吹き抜けのような開放的な空間を作り出すことも可能です。
◆実際に採用された方のお声
天井が屋根の高さまで広がっているので、かなり広く感じられますね。小屋裏の空間からリビングがのぞけるような間取りにしたら、子供も喜んで上(小屋裏空間)から呼びかけてくれるので作ってよかったと住んでからも実感しています。
玄関スッキリ!シューズクローク兼収納スペース
同居の家族だけではなく、親族の方や親しい友人が遊びに来られるケースもあるかと思います。そのようなときに家の顔となる玄関がすっきりしていることで来客時に自慢ができるゆったりとした平屋の魅力を演出することができます。また平屋は2階建に比べて収納が少なくなりやすい特徴があるので、収納をうまく取り入れることが非常に重要です。
ここのスペースを広めにとっておくことで、靴はもちろんのこと、コート掛けやアウトドア用品、ベビーカー、ガーデングッズなど様々なものを収納しておくことができ、見た目もすっきりさせることが可能ですし汚れを家の中に持ち込まない工夫としても有効です。
◆実際に採用された方のお声
わが家は5人家族ということもありとにかく靴が多いんですが、余裕を持ってシューズクロークを作ったので玄関はいつも必要最低限の靴で済んでいます。また玄関に入ってきたときに見えないところに収納スペースを作ったので子供の遊び用具なんかが散らかって見えることもなく友人を呼ぶ時にもすごく楽ですね。
家事が楽チン♪ランドリースペース
毎日行う家事は極力効率よく行いたいものですよね。キッチンからお風呂や洗面所等への家事動線はもちろんのこと、平屋は特に1階で全ての家事を完結しなければならないので、なるべく1箇所で作業ができるように計画して建てることが望ましいです。
その時に役立つのがランドリースペースです。脱衣所と併設したり廊下の部分を活用して、日常で使う洗剤やトイレットペーパーの保管場所、脱衣所の近くであればタオルや下着類の保管場所としたり、室内干しやアイロン台スペースなどに活用をすると、スペースを余分にとることなく家事の手間を最小限にすることが可能です。
◆実際に採用された方のお声
最初はそれ専用に作るのはもったいないのかなと迷いましたが、実際に住んで見ると作ってよかったと思っています。洗濯物の片づけなんかもほとんどそこで片付きますし、一人でのんびりしたいときに実はそこで落ち着いていることも多いんです(笑)。
外と内とをつなぐ!ウッドデッキ
庭に面した日当たりの良い南側にはリビングなどからつながるウッドデッキなどがおすすめです。
室内との段差がなくそのまま外に出られるので、家の中と外の行き来が楽で汚れにくく、非日常的な食事スペースとして活用したり、家族や友人とのBBQを楽しむ場所としても最適です。また外観的にもウッドデッキがついていると木のぬくもりのある色合いが平屋のゆとりのある外観と、とてもマッチすることでしょう。
◆実際に採用された方のお声
昔から広い庭でBBQをする家にあこがれていて、家を建てる時は絶対にウッドデッキとセットで!と考えていました。休日には友達を呼んでBBQをしながら家族同士の付き合いを楽しんでいます。
心安らぐ♪パーソナルなお庭
南側にBBQ用の広いお庭を取りたい要望もあれば、外からは見えないプライバシーが確保された、のんびり過ごせるお庭が欲しい方も多いのではないでしょうか。
隣家の窓の位置やお庭の配置に気を配ってスペースを確保することで、ラフな格好でも外に出てのんびりお茶をしたり静かに読書を楽しむことができるのでお勧めです。
また、家の中心に外部空間を設け樹木を植えるような間取りも魅力的です。常に周囲の部屋から緑を楽しむことや年数の経過を樹木の成長過程から感じ取れたり、窓越しに違う部屋とのつながりを静かに感じ取れたりとあらゆる楽しみ方ができるので、敷地等に余裕がある方はこのようなおしゃれな間取りを検討してみてはいかがでしょうか。
◆実際に採用された方のお声
各部屋から緑が見えるように中庭を作り、新築時に苗木を植えました。子供の成長とともに大きくなっていく木を見るのが楽しみです。
平屋を建てる場合、予算の目安は?
平屋を建てる場合の予算は、さまざまな要因によって大きく異なります。ある程度の相場を知ることで、間取りやプランを作るときの目安になるでしょう。
平屋の建築費用は、延べ床面積や間取り、設備などによって変わりますが、2〜3LDKの広さで1,000〜2,000万円くらいが相場となっています。
ただし、建築会社によって価格差があるため、あらかじめ複数の会社に見積りを出してもらって検討するのがいいでしょう。
【費用別】平屋の建築実例をご紹介!
平屋での家づくりをイメージしやすいように、ここからは実際の建築事例を2つご紹介します。
【2,500~3,000万円】子育てを楽しむ自然素材を使った四角い平屋
自然素材にこだわり、子どもにも優しい暮らしに。
シンプルなフォルムに、スリット窓のアクセントが効いた外観が青空に映える平屋です。
参照:サーラ住宅 建築実例
建築実例「子育てを楽しむ自然素材を使った四角い平屋」|外断熱工法で建てる注文住宅|サーラ住宅 (sala-house.co.jp)
【2,000~2,500万円】愛犬とのんびり暮らす理想の平屋
友人と語り合い、愛犬が走り回る。
外と内がつながる、開放的でゆとりのある暮らし。
人が集まり楽しめる空間づくりと、ともに暮らす愛犬のことを考えた設計です。
参照:サーラ住宅 建築実例
建築実例「愛犬とのんびり暮らす理想の平屋」|外断熱工法で建てる注文住宅|サーラ住宅 (sala-house.co.jp)
まとめ
いかがでしたでしょうか?平屋のお家を建てる時には、今回のおすすめポイントもぜひ検討してみて、素敵なマイホームを建ててくださいね!
■監修_サーラ住宅/担当者
WRITER PROFILE
岩下加奈
愛知県豊橋市在住。地元出版社に勤め、東三河エリアを中心とした住宅情報誌の編集長などを勤める。名古屋や東京などの雑誌・WEBのライティングや編集を行い、年間1000件以上の取材をこなす。豊橋市市役所広報アドバイザー、東三河の魅力を発信する講師活動、審査員なども務める。ワンライフコミュニケーション株式会社ゼネラルマネージャーとして、企業様・個人向けの外部広報を担当。