サーラプラザ豊橋“so good lifeフェア”に参加してみた!~地元大学とも連携して貴重な機会を創出~
豊橋市白河町のサーラプラザ豊橋で8月19日、サーラグループ主催による体験型イベント「so good lifeフェア~豊かな暮らしの発見~」が開催されました。
子育て世代や40~50代の相続世帯をターゲットに、サーラプラザ豊橋のインショップ各社の関連セミナーや相談会が同時開催され、地域住民にサーラグループの取り組みを知ってもらう機会となりました。
筆者も、3歳の息子と一緒にワークショップなどを体験してみました。
目次
小さなお子さまと親子で参加できる!知育・木育を堪能
会場では豊かな暮らしをテーマとしたセミナーやワークショップが開かれましたが、中でも好評だったのが地元の大学と連携した取り組みでした。
ワークショップ:世界に一つだけのロボットつくり~豊橋技術科学大学TOYs~
「廃材や地元の木でつくるワークショップ体験」では、豊橋技術科学大学の建築サークルの河村知香さん、川本真子さん、佐藤七月さん、野口萌衣さんの4人によるユニット「TOYs」が「世界に一つだけのロボットつくり」をテーマに、ものづくりとSDGsを組み合わせたワークショップを主宰しました。
参加した子どもたちは保護者の手も借りながら、さまざまな形に加工された木の端材をボンドで貼り合わせるなどして、犬や猫、ウサギといった動物をモチーフにしたロボットの人形を作りました。
端材は模様や色合い、サイズも多種多様で、アルファベットを模したものも。
参加者はロボットにメガネをかけさせたり、ネクタイをはめたり、自分の名前のイニシャルをつけたりして、世界に一つだけしかない「Myロボット」作りを堪能していました。
我が子も使ったことのないボンドに悪戦苦闘でしたが、「TOYs」のメンバーの方々が優しく丁寧に教えてくれて、無事に愛くるしいロボットが完成しました。
隣のテーブルで作っていたお子さんも、完成したロボット犬のお友達に笑顔を浮かべていました。
お子さんたちは端材を手に取って木の手触りや温もりを楽しんでいました。
ワークショップ体験を通し、未来の職人さんを育む
「TOYs」としては今回が初めてのワークショップで、豊橋市の家具製造企業「老津木工」で指導を受け、新城市産の杉材も提供してもらったそうです。
コンピューターで数値を制御して木材を切断するCNCルーターやレーザー加工機も使っており、河村さんは「昔からある木とハイテク機器を組み合わせて、特に若い世代に本物の木と触れ合える機会を提供していきたい」と話しました。
TOYsの活動コンセプトは「子どもたちが本物の木に触れる」。
河村さんは「今後も東三河を中心に、このようなワークショップを開催していきたい。
近年は木材の加工ができる職人さんが減り、木材利用が難しくなっている。子どもたちが本物の木に触れる機会を増やし、建築の仕事に興味を抱いてくれたら嬉しい」と意気込みました。
また、豊橋技術科学大学の建築・都市システム学科の水谷晃啓准教授の監修で、柱の廃材に好きなデザインを刻印できるコースター作りや、三河材を使った組木による知恵の輪遊びも行われ、訪れた家族連れが地元産の木材に触れる時間を楽しんでいました。
ワークショップ:お手玉を使った運動遊びで脳トレ!~豊橋創造大学朝元尊教授~
親子で脳トレを楽しむ機会もありました。
「親子でso good!お手玉を使った運動遊びで脳トレ!」では、豊橋創造大学・短期大学の幼児教育・保育科の朝元尊教授が講師を務め、お手玉を使ったさまざまな運動を紹介しました。
歌も合わせた簡単な手遊びでウォーミングアップした後、参加者は一人3個のお手玉を持ち、朝元教授が見せる手本を参考に「第2の脳」と呼ばれる手指を器用に操りました。
宙に投げたお手玉を素早く返した手でキャッチしたり、頭に乗せたお手玉が落ちないようにバランスを取りながら歩いたりするなどして、会場は笑顔で包まれました。
朝元教授は「右手と左手の両方を使うと、脳がより活性化しますよ」と紹介し、自宅でも空いた時間に取り組むことを勧めていました。
小さなお子さんも積み木感覚でお手玉を積み上げるなどして楽しんでいました。
このほか、40~50代の相続世帯向けのセミナー「古い家を活用した豊かな暮らし」が開かれ、豊橋技術科学大学の水谷准教授が、築年数が経過した木造住宅の耐震補強、断熱改修事例などを紹介しました。
「豊かな暮らしの相談ブース」では住まいに関する悩み事に関して各ジャンルのプロがアドバイスしました。
住まいのブースでは新築やリフォームについて、エネルギーのブースでは光熱費について、ライフプランのブースでは資産形成などについてそれぞれの専門家がヒントを提供しました。
グルメや縁日で地元の魅力を満喫
会場ではホテルアークリッシュ豊橋がプロデュースする「グリーンカフェ」がマルシェを開き、ドリンクやジェラートのほか、東三河の食材を使った豊市のパンや、地元豊橋の『大一青果』様が届けてくださる新鮮な野菜が並びました。
中でも焼きたてのトウモロコシは香ばしい香りを漂わせ、多くの人が買い求めました。
縁日あそびでは1回200円で楽しめるメダカすくいがあり、いろんな色をしたメダカを持ち帰ろうと子どもたちが挑戦していました。
おわりに
我が子は普段体験できない時間が楽しかったようで、帰るときには「まだ遊ぶ」と駄々をこねるほどでした。
訪れた人たちは地域に根差すサーラグループの取り組みを知り、「サーラプラザに行けば暮らしに関する発見がある」と思う機会になったことでしょう。
会場となったサーラプラザ豊橋では、日頃からさまざまな分野で暮らしに関するショールームや相談対応窓口を置いています。豊橋駅から徒歩圏内にあり、お子様を含めた家族で気軽に立ち寄ることのできる場所としてこれからも親しまれることでしょう。
暮らしを充実したものにする新たな発見を求めて、皆様も一度訪れてみてはいかがでしょうか。
■監修_リビングサーラ/施工管理担当者_資格:1級建築施工管理技士・2級建築士
WRITER PROFILE
由本 裕貴
1983年3月20日、愛知県豊川市生まれ。
御津高校、愛知大学を経て、2005年に日刊スポーツ新聞社入社。プロ野球やサッカー日本代表を担当し、2014年に東愛知新聞社へ転職。2021年からフリーに転向し、翌年から東日新聞ライターとして東三河のニュースや話題を追っている他、スポーツマガジンやオカルト雑誌などでも執筆。豊川商工会議所発行「メセナ」の校正も請け負う。著書に「実は殺ってないんです 豊川市幼児殺害事件」「東三河と戦争 語り継ぐ歴史の痕跡」「訪れたい 東三河の駅」がある。
家族は妻と長男。趣味はスポーツ観戦、都市伝説の探求。