ライフハックってなに？生活に役立つ実例をご紹介

毎日の家事に追われる中で、もっと効率的に、そして少しでも楽に生活を送りたいと思うことはありませんか？そんな時に役立つのが、日常生活の小技、いわゆる「ライフハック」です。このコラムでは、お困りごとを解決し、日常生活をスムーズにするライフハックについて、その意味から具体的な実例までをご紹介！

忙しい毎日が、楽しく快適な日々に変わるヒントが見つかるかもしれません。

ライフハックとは？

ライフハックの意味って？

「ライフハック（lifehack）」は、日常生活をより効率的かつ快適にするための小さな工夫やテクニックを指します。この言葉は、2004年、アメリカのテクニカルライターであるダニー・オブライエン氏によって考案され、もともとIT技術の分野で使われていました。

人生や生活の意味がある「life」と、高い技術力を駆使してシステムを操る「hack」をかけ合わせ、プログラマーなどの仕事術を示したのです。そこから派生したコンピューター用語の「ハッカー」「ハッキング」といった言葉が悪い意味で使われることが多いため、「ハック」という言葉そのものもマイナスのイメージがあるかもしれませんが、本来の「ハック」に悪い意味は含まれません。そして現在は仕事に限らず、幅広い分野で「ライフハック」は用いられています。

ライフハックはどんな場面で使う？

ライフハックは家事などの日常生活にも取り入れられ、時間を節約するための掃除のコツや、料理の時短テクニックなど裏技としての意味合いが増えてきています。

忙しい日々の中で少しでも楽をするためのアイディアとして、多くの人が取り入れています。

●仕事を早く終わらせたいとき＝仕事の後の計画を先に立て、それに合わせて退社時間を設定することで、効率的に仕事を進めることができます。

●集中力を持続させたいとき＝ポモドーロ・テクニックを使用します。ポモドーロ・テクニックとは、1980年代に、フランチェスコ・シリロ氏（イタリア）によって考案された時間管理術。このテクニックは、仕事や勉強を25分ずつのセッションに分け、短い休憩をはさむことで、集中力と生産性を高める方法です。ポモドーロとはイタリア語でトマトを意味し、シリロ氏がこのテクニックを開発したときに使っていたトマト型のキッチンタイマーに由来しています。

ポモドーロ・テクニックを実践するには、以下の手順で。【作業25分間→休憩5分】×4回→長休憩30分。この繰り返しが、集中力継続と、生産性向上に役立つとされています。さらに作業を分割し、1つずつ処理していくことで、精神的な疲れも減らせます。今はYouTubeなどで、誰でもポモドーロ・タイマーを活用することができます。一度お試しになってはいかがですか。

ライフハックの類義語は？

ライフハックの類義語としては、生活術、ライフスキル、裏技などが挙げられます。また、仕事術、ビジネススキル、生活の知恵、雑学、豆知識、さらに、トリビアと表現されることもあります。これらの言葉は、日常や仕事において何かを効率よく、または簡単に行うための知恵や方法を表しています。

ライフハックという言葉は初耳でも、これらの言葉ならなじみがある、という方も多いのではないでしょうか。

効率化につながるライフハック

先入観を捨てて自分の生活に合うスケジュールで動く

• 1日の流れを見直し、自分にとって本当に必要な作業を優先する。
• 「朝にこれをしなければならない」などという固定観念から脱却し、もっと柔軟なスケジュール管理を心掛ける。
• 自分に合ったタイムマネジメントを実践する。
• 先入観を捨てて自分の生活に合うスケジュールで動く

例えば、洗濯は夕方から夜に行い、外干しではなく衣類乾燥機を活用することで、時間を有効に使えます。また、お弁当は前夜に翌日分を作っておき、朝は詰めるだけにすることで、朝の忙しさを軽減できます。これにより、朝の時間をほかの家事や自分の時間に充てることができます。

便利な家電、サービスを取り入れる

• 時短につながる家電製品（例：食洗機、乾燥機、ロボット掃除機）を活用する。
• ミールキットやオンラインスーパーなど、食事の準備に便利なサービスを利用する。
• 効率的な収納ツールを使って、物の整理整頓をしやすくする。

例えば、ロボット掃除機や食洗機などの家電を導入することで、家事の時間は大幅に削減。さらにネットスーパーや通信販売を利用することで、買い物にかかる時間と労力も削減できます。時短により、趣味やほかの家事に時間を使うことができますね。

家事やちょっとした困りごと解決を外注する

• 家事代行サービスや清掃サービスを利用して、時間を有効に活用する。
• 専門家に任せることで、より質の高いサービスを受けながら、自分の時間を作り出す。
• たまにはプロに任せることで、心理的な負担を減らしリフレッシュする。

例えば、ハウスクリーニングサービスや家事代行サービスを利用することで、家事の負担を減らすことができます。また、日常の小さな困りごとに対応するサポートサービスを利用することも、忙しい日々を楽にする一つの方法です。これにより、自分の時間をより有意義に使うことができます。

これらのサービスは自分自身で活用することに加え、シニア世代となった親をサポートするために活用することもできます。

以上のポイントを踏まえ、自分のライフスタイルに合わせて日々の家事を効率よく進めるためのアプローチを考え、実践してみてはいかがでしょう。

生活の知恵としてのライフハック

   －「衣」・「食」・「住」編－

「衣」

• 服は、トレンドに左右されずに、シンプルで長く着られるものを選びましょう。
• セールやアウトレットを活用しましょう。事前に情報をチェックして、お得に買い物しましょう。
• 服を洗濯するときは、裏返しにして洗うと、色落ちや毛玉を防ぐことができます。
• 洗濯物を干すときは、日陰に干すと、色あせやシワを防ぐことができます。
• 服を収納するときは、立てて収納すると、スペースを有効活用できます。
• 洗濯物はたたまずにハンガーにかけて保管することで、アイロンがけの手間や、探す手間を省くことができます。

「食」

• 自炊をする場合は、食材をまとめて買うと割引になることが多いです。
• 野菜や果物は旬のものを選ぶと、驚くほどおいしく、また栄養価も高いでしょう。
• 食材は、面倒がらずに下ごしらえをしておきましょう。結果的には調理の時間が短縮できます。
• 冷蔵庫の中に期限切れの食材を残さないために、期限日を記入しましょう。食材を無駄にすることがなくなります。
• 食べ残しや大量に購入したもの、多めに作った食材は、積極的に冷凍保存を。食材が長持ちしますし、活用の幅が広がります。さらに忙しいときや買い物ができなかったときに利用ができて便利です。

「住」

• 電気やガスの使用量を抑えるためには、家族が協力して電気やガスのスイッチを切るようにしましょう。
• 節水をするために、蛇口はこまめに閉めるようにしましょう。
• 住まいの省エネ診断をすることで、暮らしの中で工夫・節約できる部分を見つけましょう。
• 掃除は溜め込むと大変ですし、気持ちも重くなりますね。少しずつでも毎日掃除をすることで、汚れをためないようにできます。
• 不用品を処分することで、部屋をすっきりさせることができます。
• 断捨離をすることで、不要なものを捨て、本当に必要なものだけを残すことができます。思い切って整理しましょう。
• 物の定位置を決めておくことで、片付けが簡単になります。
• 掃除のルーティンを作ることで、家全体を常にきれいに保つことができます。

これらのライフハックを実践することで、生活費を節約したり、快適な生活を送ったりすることができます。ぜひ、自分に合ったライフハックを見つけて、実践してみてください。

まとめ

ライフハックは、私たちの日常生活をより快適にするための素晴らしいツールです。今回紹介したような小さな工夫を取り入れることで、日々の生活が少しずつ変わっていくことでしょう。

時には外注を利用したりして、自分や家族が快適に過ごせるライフハックを探してみてはいかがですか。

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■監修＿サーラエナジー/エネルギー事業、暮らし事業担当者