春はもうすぐ!小学校入学準備、はじめていますか?
目次
準備をはじめる時期
新一年生のお母さんたちにとって、子どもの小学校入学準備は大切なファーストステップです。一般的に、入学準備のスタートは1月下旬から2月にかけて行われる入学説明会から。この説明会では、学校ごとの持ち物の決まりや、個人で準備するもの、学校で購入するものなどの詳細が説明されます。また、入学前に子どもに身につけてほしい生活習慣についての情報も提供されるため、この説明会を受けた後に準備をはじめると効率が良いでしょう。
しかし、ランドセルに関しては特別な配慮が必要。ランドセルは多くの場合、受注生産品であり、希望のメーカーや色を選ぶためには早めの対応が肝心です。例年、ゴールデンウィーク頃には「ラン活」が白熱し、人気の商品は早々に売り切れることも珍しくありません。そのため、ランドセルは入学説明会よりも前、可能ならば1年前ごろから意識して情報を集め、早めの注文・購入をおすすめします。
入学準備はお子さんの新しいスタートをサポートする大切な過程です。計画的に準備を進めることで、入学式の日を心穏やかに迎えられるでしょう。親子で一緒に準備を楽しむことも、子どもの成長を感じる素敵な時間になりますね。
どんなものが必要?
ランドセル
ランドセル選びは、お子さんにとって初めての大きな買い物であり、親御さんにとっても重要なイベントです。後悔のないランドセルを選ぶために、以下のポイントを参考にしてください。
①予算 ランドセルの価格は、約3万円~10万円と幅広く、機能や素材、ブランドによって価格が異なります。前もって予算を決めておくことで、選択肢を絞りやすくなります。
②素材 ランドセルの主な素材は、牛革、人工皮革、コードバンの3種類です。それぞれメリットとデメリットがあるので、お子さんの性格や使用状況に合わせて選びましょう。(牛革:丈夫で長く使える。重さはある。/人工皮革:軽く、お手入れが簡単。比較的安価。/コードバン:非常に丈夫で美しい。希少価値が高く、高価。)
③機能 ランドセルには、背負い心地、収納力、安全性などの機能があります。お子さんに合った機能のランドセルを選びましょう。
(背負い心地:肩ベルトや背あてがしっかりしていて、重さが分散されるものを選ぶ。/収納力:教科書や筆記用具など、必要なものがすべて入るものを選ぶ。/安全性:反射材や防犯ブザーの付けられる位置など、安全対策がしっかりしているものを選ぶ。
④デザイン お子さんが気に入るデザインのランドセルを選びましょう。最近はカラーバリエーションや刺繍などのオプションも豊富です。
⑤試着 実際に背負って、背負い心地や重さを確認しましょう。
⑥アフターサービス 修理や保証などのアフターサービスが充実しているメーカーを選びましょう。
⑦その他 ランドセル選びは、お子さんと一緒に行うのがおすすめ。
お子さんにとって6年間使用する大切なものです。自分が選んだ大好きなランドセル。学校に行くモチベーションにもつながるはずです。
体操服や上靴・体育館シューズ
体操服や上靴・体育館シューズなどは、学校から支給されるのではなく個人で準備する場合が多いです。体操服は学校指定の場合、地域の制服専門店の他に百貨店や大型スーパー、ショッピングモールなどでそろえることができます。上靴・体育館シューズは同じ自治体の中でも「自由」「指定」のルールが異なるため、小学校ごとの決まりに従いましょう。指定でない場合はネット購入もできます。
給食着、給食袋
学校生活の楽しみの一つが給食です。小学生になると配膳も自分たちでやらなければなりません。いわゆる給食当番です。そのためには給食着が必要になりますね。以前は、給食着といえば学校側が用意して、皆で共用するのが一般的でした。それがコロナ禍などを機に共用を廃止し、児童それぞれが持参するようになった自治体もあります。例えば愛知県豊橋市。同市は2023年4月から、特別支援学校を除いたすべての小中学校で各家庭がエプロンなどを用意しています。このような傾向は、全国的にも広がっているとか。
給食着にはエプロンタイプと割烹着タイプがあります。どちらを選ぶかは、学校の規定やお子さんの着脱のしやすさによります。給食帽にもベレー帽タイプや三角巾タイプがあり、これもまた選択のポイントです。まずは1年生の子どもが自分で着脱しやすいデザインを選ぶことが重要です。白の割烹着タイプは、制服専門店や大型スーパーで購入可能です。一方で、エプロンタイプはインターネットで購入する家庭も多く、注文が集中する時期には在庫切れや配送の遅れに注意が必要です。
給食袋も準備が必要ですが、これはさまざまな小売店で購入できます。また、お子さんの好きな柄の布で手作りするのも素敵なアイデアです。
子どものものを手づくりしたい!そんな方は、カルチャー講座で腕を上げてみてはいかがでしょうか。
参照:くらしときめきアカデミー
https://www.sala-academy.jp/
※現在該当する講座があるかは各店舗までお問い合せください。
筆記用具やノート類
小学校で必要な筆記用具やノート類は、学校から指定される場合があります。入学前に学校から指定されたものを確認し、必要なものを揃えましょう。筆記用具やノート類は、毎日使うものですから、品質にこだわることが大切。安価なものは、すぐに壊れたり、書き心地が悪かったりすることがあります。品質の良いものを選びましょう。また使いやすさも重要なポイントです。子どもが持ちやすく、書きやすいものを選びましょう。さらにお子さんが気に入ったデザインのものを選ぶと、学習意欲が高まるかもしれません。
あったら便利なもの、持ち物の工夫
前述の通り、ほとんどの物は入学説明会を受けてから用意した方が無駄なく、効率的です。一方で、絶対必要ではないけど「あって便利だった」というものがあります。さらに持ち物への工夫もご紹介します。
お名前シールやスタンプ
小学校では、すべての持ち物に名前を記入する必要があります。お子さんが幼稚園や保育園で使用していた名前シールやスタンプが手元にある場合、子どもの意見を参考にして使用を決めましょう。デザインが幼すぎると感じる場合は、新しいものを用意するとお子さんのやる気につながるかもしれません。これらはネットで購入することが多いですが、配送に時間がかかることもあるため、早めに注文することをお勧めします。
手さげバッグや上靴袋の紐の長さにひと工夫
学校では、バッグや上靴袋を机の横のフックに掛けることが多いです。しかし、1年生の机は低めで、バッグの持ち手の紐が長すぎると床に触れてしまうことがあります。持ちやすさと床に触れない適切な長さを考慮して選びましょう。また、巾着型の上靴袋にはフックに掛けるための別の紐が付いているものを選ぶと便利です。
既存のアイテムやお下がりの活用
すでにお子さんが使っていたアイテムや家族からのお下がりも、小学校入学に際して役立ちます。新しく全てを買い換える必要はなく、
使い勝手や子どもの好みを見極めながら、適宜新しいものに替えることができます。特に、体操服や体育館シューズなどはサイズアウトするによってまだ綺麗な状態のうちに不要になることも多いので、兄姉のものを使ったり、ご近所にも声をかけておくといいでしょう。
これらのアイテムや工夫は、小学校生活でのお子さんの快適さと親御さんの負担軽減に役立ちます。絶対に必要なものだけでなく、あると便利なアイテムや工夫を取り入れることで、子どもも親も新しい生活にスムーズに適応できるようになります。入学準備を進める中で、お子さんの意見を取り入れながら、必要なものを吟味し、工夫を凝らすことが大切。親子で協力しながら準備を楽しむことで、新しい学校生活への期待も高まるでしょう。
入学前にやっておくべきこと
通学路のチェックと登下校の所要時間の確認
地域の小学校へ通う場合は徒歩通学がほとんど。1年生の足で小学校までどれくらいかかるのか?通学途中に危険な個所はないか?など、一度は親子で一緒に通学路を歩いてみましょう。交通ルールを覚えることも大切です。
早寝早起きの習慣づけ
登校時間が早くなることから、子どもたちは入学前に比べ早起きになることが多いのではないでしょうか。そのため早寝早起きの習慣づけが大切。また給食が今までよりも遅い時間帯になるため、午前中に元気が続くだけの朝ごはんをしっかり食べましょう。
自分のことは自分でやる
次の日の持ち物を用意する、歯磨きや着替えは言われてからやるのではなく自分から動いてやる、など自主性を養うことが重要です。はじめは難しいと思っても、身につけばそれが当たり前になります。
ランドセル置き場や収納スペースを決める
低学年のうちはリビング学習が主流で、入学と同時に学習机を用意される家庭は減少しています。とはいえ、ランドセル置き場や学用品の収納スペースは必要ですし、リラックスできる空間がほしい。入学を機に、子ども部屋のプチリフォームするのもひとつのアイデアですね。
サーラのリフォームでは全面壁を立てる方法、可動式間仕切りをする方法、壁ではなく収納を仕切り壁とする方法など、お客さまのご希望をお聞きしながらご提案をさせていただきます。
参照:サーラのリフォーム
https://reform.sala.jp/
まとめ
小学校入学は、お子さんにとっても親御さんにとっても、新しいステージの始まりです。必要品の準備を進めることで自然に気持ちにもエンジンがかかってきます。お子さんの新しい一歩をしっかりサポートし、素晴らしい学校生活のスタートを切りましょう。
■監修_サーラエナジー/エネルギー事業、暮らし事業担当者
WRITER PROFILE
書こ音(かこね)ライティング 森美香
元地方新聞社報道記者。
企業事務、医療事務、 英会話インストラクター など、さまざまな職種を経験。 記者を経て、現在は、自分史・社史関連、 行政、 観光協会、 企業、 雑誌などでフリーライターとして活動中。
一般社団法人自分史活用推進委員会認定・自分史活用アド バイザー。