食洗機で時短!上手な使い方とそのコツを徹底解説!

食洗機で時短!上手な使い方とそのコツを徹底解説!

毎回の食後に手洗いで食器を洗っている方々に、家事の効率化や光熱費の節約にもつながる食洗機について紹介します。最近は優れた洗浄機能やエコ性能、操作の利便性などを兼ね備えたタイプも登場しています。

食洗機を選ぶ際のポイントや、手洗いと比べたうえでのメリット、長く有効活用するためのコツや注意点を紹介します。

共働き家庭が増えて、家事に関わる労力をできるだけ少なくしたい方も多いはず。

そんなご家庭に力強い味方となる、食洗機の利便性をお伝えします。

食洗機のメリット

食洗機はパワフルな水圧と熱湯による洗浄力で少量の水と洗剤で食器を洗うことができ、省エネやエコにつながる革命的なマシンです。もともとは業務用が主流でしたが、90年代後半から家庭用にも普及し始めました。

近年では安い商品も販売されている食洗機のメリットを紹介していきます。

家事の時間を短縮できる

食洗機を導入すれば、食器を洗う手間がかかりません。乾燥機能付きの食洗機なら、水気を拭き取る必要もなし。食器をセットして、スイッチを入れれば後は機械が自動で洗って、乾かしてくれます。こうして浮いた時間は、ほかの家事だけでなく、ご家族との団らんや、自分の趣味に充てることができますね。

仕事や家事で毎日忙しい方はもちろん、お子様たちが多く洗う食器が多いご家庭にもお勧めです。

水道代を節約できる

水を大量に使うイメージのある食洗機ですが、実際は手洗いに比べて水量を約6分の1程度に節水できます。手洗いは洗剤を泡立てて使い、どうしても蛇口を開けたままで使いがちになるため、すすぎには想像以上に水を使います。

食洗機なら、漂白成分や酵素を含んだ高濃度の洗剤を使い、庫内に溜めた水湯を循環させて洗うため、少量の水で簡単に洗えます。

365日ほぼ毎日行う食器洗いなので、水道代や地球環境のことも考えれば、節約とエコの両面でメリットが大きいのです。

手荒れを軽減できる

食洗機があれば手で直接洗剤を触る必要がないため、ひび割れや赤切れといった手荒れに悩まされる方には強い味方です。特に冬場は助かるという人が多いでしょう。必需品だったハンドクリームからも解放されます。

キッチン周りがスッキリする

手洗いの場合、水切りカゴは食器をさらしたままになり、どうしても生活感が出てしまいます。ビルドインタイプであれば場所を取りませんし、据え置き型でも、最近の食洗機はデザイン性の高いものが多く、キッチン周りをスッキリとした印象にしてくれます。

いろいろとメリットがある食洗機ですが、取り入れるにあたりデメリットもあります。

まず、それなりに初期費用が必要です。製品自体の代金に加え、キッチンの一角に組み込むビルトイン型の食洗機を導入するとなると業者による工事費用と分岐水栓や置き台などの費用が発生します。ビルトイン型の設置費は総額10~20万円が大半です。

また、食洗機では洗えない食器もあるので、それについては第4章で詳しく紹介します。

食洗機を選ぶ際のポイント

食洗機を選ぶ際のポイント

ご家庭に導入する食洗機を選ぶには、使い勝手や日々使う食器の数、メンテナンスしやすさで決めるようにしましょう。

タイプで選ぶ

まず、食洗機にはビルトイン型と卓上型の2タイプがあります。

システムキッチンに組み込むように設置できるタイプです。キッチンの引き出しと同じような感覚で利用でき、見た目もスッキリします。

一度にたくさんの食器を洗えるため、お子様もいるファミリー向けの食洗機ですが、導入は持ち家に限られます。

シンク脇などの卓上に設置するタイプです。スペースさえあれば取り付けは簡単で、工事の必要もありません。本体価格も4万~10万円前後と比較的安いです。

ビルトイン型が取り付けられない賃貸物件にお住まいの方や、単身やご夫婦2人だけで食器の量が少ない世帯に最適です。

そして、ビルトイン型には扉のタイプでも分かれます。

扉を手前にスライドさせるように開けるタイプです。体をかがまずに食器を出し入れできるため、ビルトイン型の主流なタイプとなっています。キッチンと同じ色にすればスタイリッシュなデザインとなり、食洗機が目立つこともありません。

手前に引くことで開閉するドアタイプです。ドアが全開になることで食器を取り出しやすく、大容量なのがメリットですが、食洗機の手前に扉を開けるための十分なスペースがないと食器を出し入れしづらくなるため、注意が必要です。

サイズ・容量で選ぶ

ドアタイプがスライドオープンの場合、容量はディープタイプとミドルタイプの2タイプがあります。ディープタイプは食器と一緒に鍋やフライパンなどの調理器具などをまとめて洗うことができる大容量が特長です。ミドルタイプは、優れた機能性と使いやすさが特長で、食洗機下部の収納部分も使用できます。

※ビルトイン型を選ぶ際、設置スペースに適したサイズ(幅、高さ、奥行き)を確認する必要があります。卓上型の場合は設置スペースだけでなく、開けた扉が水道の蛇口などに当たらないようにするなど、余裕を持たせたサイズにしましょう。

機能で選ぶ

食洗機はシリーズによって、カゴの形状、洗浄性能、除菌性能、省エネ性能などが異なります。高価でグレードが良いものほど様々な機能が搭載されています。

メンテナンスのしやすさで選ぶ

残菜フィルターがあるタイプなら、毎回の使用後に掃除をすることで、目づまりやカビや臭いを防ぎやすくなります。

また、回転ノズルに汚れが詰まると、洗浄水の出が弱くなり、洗浄力が落ちますので、定期的に取り外してお掃除しやすいタイプがお勧めです。

ブランドと価格で選ぶ

食洗機のメーカーには、主に3社があります。

重曹で洗浄する技術を世界で初めて開発したメーカーです。シャープのイオン技術「プラズマクラスター」搭載など、他社の技術を取り入れたタイプもあります。

卓上型の製品を手がける数少ないメーカーです。住設部門も展開するメーカーだけに、ビルトイン型も幅広くラインアップしています。

設置工事が不要な「タンク式」の製品を中心に展開しています。給水の手間がいらない自動給水式の食器洗い乾燥機「SS-MH351」が人気です。

ビルトイン型の本体価格はメーカーやタイプで異なりますが、シンプルなモデルで10万円以下、スタンダードグレードで10~13万円、高機能グレードで13~25万円、海外製で25万円以上となっています。

卓上型もメーカーによりますが、安いものでは4万~10万円前後とビルトイン型に比べればコストを抑えて導入できます。

手洗いと食洗機の比較

手洗いと食洗機の比較

手荒いと食洗機を比べて、どちらのメリットが多いのかを改めて見ていきましょう。

洗浄力

一般的に、食洗機は手洗いよりもキレイに洗えるとされています。

食洗機は強力な水流で汚れを直撃し、酵素が配合された専用洗剤で汚れを浮かせて洗うため、口紅や茶渋などの難しい汚れも取り除けます。ガラス製の食器を洗う際も微細な傷がつきにくいです。手洗いが難しい弁当箱やザル、すり鉢なども簡単に洗えます。

ただし、強くこすらないと落ちないような汚れなどはうまく洗えないこともありますので予洗いが必要となります。

除菌効果

食洗機が流行したきっかけは、1990年代に国内で流行したO―157という食中毒への対策の意味合いもありました。食洗機の中の水温は最大で80度もの高温に及ぶため、ほとんどの雑菌を熱で死滅させてくれます。

手間と時間

夕食後、1回の手洗い時間が20分くらいだとすると、食洗機の場合は食器をセットする5分程度で済みます。乾燥機能を搭載したタイプであれば、食器を乾かしたり、水気を拭く手間と時間も省けます。

食器を傷つけるリスク

お皿やコップを1枚1枚手に取って洗う手洗いに比べれば、セットする際と取り出す際だけに手にする食洗機の方が、食器を傷つけるリスクは断然低いです。

洗剤で濡れた手でお皿が滑り、落として割ってしまう心配もありません。

光熱費

手洗いの場合、水道代とガス代で約27,947円かかるのに対し、食洗機であれば水道代と電気代で約21,279円。年間で6,668円の節約になるとされています。

https://www.hkd.meti.go.jp/hokpw/ouchi/pamphlet.pdf

食洗機の使い方のコツと注意点

食洗機の使い方のコツと注意点

食洗機の機能を最大限有効活用して、長く使用できるように心がけたいコツや注意すべき点を紹介します。

適切な食器の配置

洗い残しを防ぐため、食器の並べ方も大事です。どんな食洗機でも水流の噴射口は底面にあり、下方から上方にめがけて熱い湯を噴射します。

そのため、お皿は斜めに立てかけて汚れた面が下に向くように、コップやグラスは容器の中が下を向くように並べます。

また、食器を無理に詰め込み過ぎないことも大切です。既定の数を越えた状態で洗浄をかけても、均一に汚れが落ちず洗い残しが目立ち、乾きにくくもなります。食器が多い時は何回かに分けて洗いましょう。

洗剤の使い方

洗剤の入れ方は指定された範囲に液体か粉末、固形洗剤を適量入れるだけです。ビルトイン型ではまれに投入口がついていない商品もありますが、その場合は食洗機を開けて向かって右下のフィルター部分に投入します。

また、洗剤を間違えないことも重要です。通常の食器洗い用洗剤を投入してしまうと、泡立ちが良すぎてすすぎきれなかったり、最悪故障するケースもありますので、必ず食洗機専用洗剤を使いましょう。

予洗いを心がける

頑固な油汚れや焦げ付きは、食洗機に入れる前に軽く手洗いをするか、一時的に浸け置くといいでしょう。そのまま食洗機に入れると洗い残しが目立ってしまい、二度手間になります。

定期的な庫内の洗浄

異臭や庫内の汚れを防ぐために、定期的に庫内を洗浄することをお勧めします。

洗浄には、食器を入れずに専用洗剤のみを入れ、「お手入れコース」や「標準コース」でカラ洗いをします。

洗えない食器や調理器具

食洗機では洗えない食器があります。強化ガラス製の食器、クリスタルガラスやカットガラス、漆塗りの食器、銀・アルミ・銅の食器、木製の食器などです。

食洗機対応の食器が増えてはいますが、いまだに対応していない食器も多くあります。

さいごに

食後の団らんは、家族ともっとも楽しく過ごせる時間です。

キッチンに食洗機を取り入れることは、家事の負担軽減だけではなく、大切な家族との「楽しい時間」を買うことも意味します。最新の食洗機は音が格段に静かになっており、くつろぎの時間を邪魔することも減りました。

サーラグループでは、各メーカーの食洗機の導入について紹介、対応いたしておりますので、ぜひ一度ご検討ください。

https://www.salaplaza365.jp

■監修_サーラエナジー/エネルギー事業、暮らし事業担当者

WRITER PROFILE

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由本 裕貴

1983年3月20日、愛知県豊川市生まれ。
御津高校、愛知大学を経て、2005年に日刊スポーツ新聞社入社。プロ野球やサッカー日本代表を担当し、2014年に東愛知新聞社へ転職。2021年からフリーに転向し、翌年から東日新聞ライターとして東三河のニュースや話題を追っている他、スポーツマガジンやオカルト雑誌などでも執筆。豊川商工会議所発行「メセナ」の校正も請け負う。著書に「実は殺ってないんです 豊川市幼児殺害事件」「東三河と戦争 語り継ぐ歴史の痕跡」「訪れたい 東三河の駅」がある。
家族は妻と長男。趣味はスポーツ観戦、都市伝説の探求。

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