面倒なガスコンロ掃除が楽になる!簡単な裏技をご紹介します!
これからクリスマスや年の瀬、正月を迎え、ご家庭で食事を囲む機会もより一層増えるはず。調理機会の増加とともに、キッチンではガスコンロの汚れも目立ってきます。
今回は、いろいろと面倒なガスコンロ掃除をラクラクにする裏ワザを紹介!
汚れの正体を理解しながら適切な掃除をすれば簡単にきれいになります。
掃除を楽にするための、日ごろから手入れのコツも紹介します。
年末の大掃除の参考にしてみてください!
目次
ガスコンロ掃除はなぜ大変か
ガスコンロを綺麗にする前に、まずは汚れの性質を理解しましょう。
ガスコンロに付着する汚れには、
「油汚れ」と「焦げ付き」の2種類があります。
どちらも時間が経つと頑固な汚れに変化してしまうので、気づいたときにお手入れするのがポイントです。
頑固な油汚れ
油汚れは、揚げ物や炒め物を作る際に必ず使う食用油が飛び散って乾燥して固まったもので、化学的に言えば油が酸化して樹脂化してしまったものを指します。
酸はアルカリで分解され、油は熱で溶けることから、油汚れを落とすにはアルカリ性の洗剤と熱を加えることがポイントになります。
取れない焦げ付き
焦げ付きは、ガスコンロを使った際に油がハネたり、煮汁が吹きこぼれたりしたものから生まれます。
手入れを怠ると…
油汚れは時間が経つとベタベタになり、ホコリも取り込んでどんどん落としにくい汚れになっていきます。
また、焦げ付きも汚れをふき取らずそのままにしていると、料理のたびに加熱されて酸化し、落ちにくい頑固な汚れになっていってしまいます。
こぼれた食品も付着したままにしておくと、ガスコンロの受け皿などが部分的にサビついてしまうこともあるので注意が必要です。
適切な掃除の頻度
ガスコンロの汚れは時間の経過とともに頑固になっていくため、本来なら調理で使った後には毎回掃除するのが理想的です。
それでも、複数の部位や入り組んだ部分もあり、毎日の掃除は大変。
1週間に1回程度は掃除すれば、汚れも溜まりにくく、綺麗なキッチンを保ちやすくなります。
掃除を楽にする事前準備
掃除道具を揃える
掃除を始まる前に、まずは掃除道具をそろえましょう。
洗剤・クレンザー
洗剤は一般的な台所用中性洗剤でOK。コンロの汚れのほとんどは洗剤で落とせます。効果が強いクレンザーは頑固な汚れに活躍します。
スポンジ・古布・キッチンペーパー
スポンジや、使い古した古布を適当な大きさに切ってストックしておくと、コンロを掃除する際に便利です。
掃除用ブラシ
市販の専用の掃除用ブラシか、不要になった歯ブラシや竹串を用意すると細やかな汚れをキレイにできます。
掃除用手袋
クレンザーや洗剤で手を傷めないように掃除用手袋を用意しましょう。ゴム手袋か、使い捨てのビニール手袋がお勧めです。
食品用ラップ
落ちにくい汚れは、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーなどで覆い、その上からラップをすると浸透しやすくなります。
掃除前の安全確認
掃除する前は、必ずガスコンロが冷めていることを確認しましょう。
調理後はまだ天板や五徳(ごとく)が熱くなっている場合があり、火傷をする危険性があります。
また、掃除中に誤ってガスコンロを点火してしまうと、衣服や髪に着火してしまう恐れがあるので、ガスの元栓も閉めておきましょう。
部品の取り外しと配置場所の確保
一般的に、五徳、バーナーキャップ、排気口カバー、後部カバー、グリルの受け皿などは取り外しが可能です。そういった部位は取り外して掃除すると楽で効果的なので、キッチンの空いたスペースやテーブルなどに洗った部位を置いて乾燥させておく場所を確保しましょう。
また、バーナーキャップなどは元に戻せなくなって困らないために、取り外す前にスマートフォンやカメラで写真を撮影しておくと部位を戻す際に役立ちます。
使う洗剤の選び方と注意点
洗剤は酸性またはアルカリ性は避け、必ず中性の洗剤を使うようにしましょう。
また、酸性の洗剤とアルカリ性の洗剤を混ぜるのも避けましょう。有毒ガスなどが発生するわけではありませんが、洗剤が中和されてしまい、洗浄効果が落ちてしまいます。
重曹は掃除グッズとして人気が高いですが、大手メーカーのガスコンロには向いていません。はがれ・表面の変質・変色・キズ・さび・割れの原因となるからだそうです。
効果的な掃除の裏ワザ
ここからは部位ごとに掃除のコツを紹介していきます。
天板
布かスポンジで水拭きします。乾いた布で水気を拭き取ればサビ防止にもなります。汚れが取れない場合は、中性洗剤と水を含ませたキッチンペーパーなどで汚れた部分を湿らせ、汚れが浮いてきたら柔らかい布で拭き取りましょう。
五徳・排気カバー
中性洗剤でつけ置きした後に水洗いし、乾いた布で水気を拭き取りましょう。沸騰させた湯に30分ほど入れて加熱すれば、汚れが浮き出てきて一層落ちやすくなります。
バーナー
バーナーの本体は、柔らかい古布で表面の汚れを拭き取ります。バーナーリングの凹部は歯ブラシなどで細かい汚れを取り除きましょう。
バーナーキャップは中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取り、乾いた布で洗剤や水気を拭き取りましょう。目詰まりは歯ブラシや竹串などで取り除いてください。
バーナーは正しく取り付けないと点火しない場合があるので、掃除の後は元通りにセットしましょう。
温度センサー
水を含ませ固くしぼった布で、頭部と側面の汚れを拭き取りましょう。センサーが曲がらないように片手を添えて、優しく拭き取ってください。
立ち消え安全装置・電極(点火プラグ)
毛が柔らかい歯ブラシなどで汚れを落としましょう。水気が残っていると点火不良の原因になるので、十分に拭き取りましょう。
機器表面・操作部
中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取り、乾いた布で水気を拭き取りましょう。機器内部に洗剤が入ると作動不良や腐食などの原因になるので注意してください。
グリル
グリルの受け皿・焼き網は洗剤を含ませた布で汚れを拭き取り、乾いた布で洗剤や水気を拭き取りましょう。 こびりついた汚れは、つけ置きした後に洗剤で丸洗いしてください。
庫内や扉も同様に中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取り、乾いた布で洗剤や水気をふき取りましょう。庫内は事前に冷めていることを必ず確認し、燃焼部・天井部・奥の壁部分はバーナーやセンサーなどが取り付けられているので触らないでください。
頑固な汚れを防ぐ日常ケアの秘訣
紹介してきたように、ガスコンロ周辺はいろんな汚れが溜まりやすい、お手入れの難所です。普段から少しずつお手入れを習慣づけしたり、汚れを防ぐ工夫が大切です。
汚れを溜めないための予防策
調理で使用するたびに、簡単に拭き取る習慣をつけましょう。天板や五徳の周りをサッと拭き取るようにすることで、頑固な汚れに成長して落としにくくなる事態を防ぎます。
コンロ周りの汚れの原因となりやすい油ハネを防ぐため、鍋やフライパンには常にフタを使用し、油ハネ防止ネットも有効です。
掃除が楽になるルーティン作り
いつでも手軽に簡単な掃除がしやすいように、天板などには何も置かないようにし、フタや油ハネ防止ネットはコンロ近くに吊るし収納にしましょう。
コンロ周りを清潔に保つ方法
ガスコンロの素材に合わせて掃除道具や洗剤を変えることも重要です。汚れが落ちにくいからといって無理にこすったり、強い洗剤を使うと、素材に傷がついてしまいます。
また、年に1回ほどクリーニング事業者に手入れを依頼するのも選択肢の一つです。
業者は汚れの性質と洗剤の特徴を熟知し、家庭では落としづらい汚れや水垢なども業務用の洗剤で除去・洗浄します。一度徹底的なクリーニングをお願いすれば、その後のお手入れも簡単です。
まとめ
気になった時にできるお手入れ方法をいくつか知っておけば、気持ちよくコンロが使えて、お料理も、キッチンにいる時間も楽しくなります。
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■監修_サーラエナジー/エネルギー事業、暮らし事業担当者
WRITER PROFILE
由本 裕貴
1983年3月20日、愛知県豊川市生まれ。
御津高校、愛知大学を経て、2005年に日刊スポーツ新聞社入社。プロ野球やサッカー日本代表を担当し、2014年に東愛知新聞社へ転職。2021年からフリーに転向し、翌年から東日新聞ライターとして東三河のニュースや話題を追っている他、スポーツマガジンやオカルト雑誌などでも執筆。豊川商工会議所発行「メセナ」の校正も請け負う。著書に「実は殺ってないんです 豊川市幼児殺害事件」「東三河と戦争 語り継ぐ歴史の痕跡」「訪れたい 東三河の駅」がある。
家族は妻と長男。趣味はスポーツ観戦、都市伝説の探求。