愛犬のシャンプーの基礎知識と正しいやり方

愛犬の健康を守るために、定期的なシャンプーは欠かせません。しかし「愛犬が嫌がって諦めてしまった…」「本当にこのやり方で大丈夫なのかな」などの悩みもあるでしょう。
そこで今回は、愛犬のシャンプーのやり方や、なぜシャンプーが必要なのか、そして自宅シャンプーで特に注意すべきポイントをご紹介します。
正しいシャンプー方法を学んで、愛犬とのシャンプータイムを楽しい時間にしていきましょう。

目次
犬をシャンプーするために用意するグッズ
愛犬も飼い主も、できるだけストレスがないように快適にシャンプーをしたいですよね。シャンプーが苦手な犬は多く、スムーズに行わないとストレスが増加してしまうこともあります。シャンプーに必要なものを、事前に用意しておきましょう。
犬用シャンプー
犬の体の汚れを落とすために、犬用シャンプーは必須です。人間の皮膚と犬の皮膚・被毛は性質が違うので、人間用のシャンプーはNG。犬用に設計されたシャンプーの中から、低刺激で皮膚に優しい、安全性が高いものを選ぶと良いでしょう。さらに犬用リンスも用意すると、滑らかで美しい仕上がりになります。
犬用ブラシ

被毛の絡まりをほぐしたり、大きな汚れや毛玉を事前に落としたりするためには、シャンプー前のブラッシングはが重要です。スムーズに地肌まできれいに洗うためにも、犬用ブラシを用意します。
犬用吸水タオル

シャンプー後、しっかりタオルドライをすることで、ドライヤーの時間を短縮することができます。なかでも速乾性が高く吸水力の強いマイクロファイバー素材のタオルがおすすめ。濡れると体も冷えるので、すぐにタオルドライをして乾かします。
ドライヤー
ペット専用のドライヤーも販売されていますが、家庭で用意するのが難しい場合は、人間用のドライヤーで代用することもできます。その場合は温度を低く設定し、目に直接温風がかからないように注意します。ドライヤーの大きな音を嫌がる犬も多いので、静音設計のドライヤーだと安心です。
犬のシャンプーのやり方5ステップ
愛犬を上手にシャンプーする流れとコツを、5ステップでご紹介します。ストレスを感じないように優しく声掛けをしながら進め、できるだけ短い時間で済ませましょう。
【犬シャンプーのやり方】体への接触に慣れさせておく
毎日お風呂に入る人間とは異なり、犬にとってお風呂やシャンプーはとても怖いものです。さらに、体に触れられることに慣れていない犬は、より恐怖心を抱いてしまうことも。そんな犬にストレスを与えないためにも、普段から水やお風呂場などに慣れさせていくと安心です。そして体を触れられても嫌がらないために、普段からスキンシップをしっかり取っておくといいですね。
【犬シャンプーのやり方】全身を丁寧に濡らす
全身をブラッシングして体の汚れを落とした上で、全身を丁寧にぬるま湯につけます。被毛だけでなく、地肌までしっかり濡らします。シャワーを怖がらなければ、弱めの水圧で濡らしますが、シャワーを怖がる場合は洗面器に張ったぬるま湯からタオルやスポンジを利用して体を濡らしましょう。ぬるま湯の目安は、37℃くらいが適温です。
【犬シャンプーのやり方】泡立てたシャンプーで全身を洗う
人間の洗顔と同じで、シャンプーは細かな泡ほどきれいに汚れが落ちます。事前に泡立て用スポンジなどで泡立てておくとスムーズに洗うことができるでしょう。また泡で出てくる犬用シャンプーも市販されていて便利です。
しっかり泡立てたら、地肌をマッサージするように優しく体を洗います。顔を洗うときは、目に水やシャンプーが入らないように気をつけます。スポンジなどを利用すると洗いやすいでしょう。
【犬シャンプーのやり方】しっかりシャンプー剤をすすぐ

全身を洗えたら、頭から順番にすすいでいきます。肉球や指の間、脇の下、お腹はすすぎ忘れが多くなる場所。後の皮膚トラブルにならないためにも、しっかりすすぎましょう。リンスをする場合は、シャンプーのすすぎ後にリンスをし、手でしっかり被毛になじませます。そしてまたすすぎ忘れのないように、ぬめりが取れたかを確認しながら丁寧にすすぎましょう。
【犬シャンプーのやり方】ブローをする

シャンプー後は、タオルを使って水分を拭き取ります。2〜3枚用意してしっかり水分を吸い取ると、ドライヤー時間の短縮になります。
ドライヤーは低温にし、直接当てても熱くない距離まで離してしっかり乾かします。ブラシを使って被毛をほぐしながらドライヤーをあてると、すばやくきれいに乾かすことができます。乾いた後もブラッシングをすることで、美しい仕上がりになるでしょう
なぜ犬にシャンプーが必要なの?
犬のシャンプーは、皮膚病の予防や、衛生を保つために必要です。
私たち人間よりも地面に近いところで生活する犬は、想像以上に多くの汚れが体に付着しています。外に散歩に行くことで、花粉やダニ・ノミなどが付着することもあるでしょう。アレルギー体質の場合、体にアレルゲンが付着することでさまざまな皮膚トラブルの原因にもなります。
さらに古い皮脂の汚れがたまることで不衛生となり、体のベタつきや、悪臭を放つ原因にもなります。定期的にシャンプーをして、不要な皮脂や汚れをきれいに落としましょう。
犬のシャンプーの適切な頻度
犬の皮膚は薄いため、頻繁なシャンプーは大切な油分まで落としてしまい、乾燥による皮膚トラブルを引き起こしてしまうことも。そのため自宅でのシャンプーの頻度は、月1〜2回がおすすめです。ただし老犬の場合、シャンプー自体が大きな負担をかけてしまうこともあります。獣医師に相談しながら、体調の良いときにシャンプーをしましょう。
犬にシャンプーをする上で注意すべきポイント
大切な愛犬を守るために、自宅シャンプーで注意すべきポイントをご紹介します。
シャンプー後、犬を濡れたままにしない
シャンプー後、自然乾燥するのは避けましょう。乾かさずに放置すると毛質が悪くなってしまいます。しっかりドライヤーで乾かすことで、開いたキューティクルが閉じてつややかな被毛になります。
また、生乾きの状態が続くと菌が繁殖しやすくなり、皮膚病の原因にもなります。シャンプー後はしっかりと乾かしましょう。
必ず犬用シャンプーを使用する
人間と犬は、皮膚の厚さやPHが違います。人間の肌のPHは弱酸性ですが、犬の皮膚は弱アルカリ性と言われています。そのため、人間用シャンプーは犬には刺激が強いものが多く、本来の皮膚のPHが正常に保てず皮膚トラブルの原因になります。犬用シャンプーは犬の皮膚に合うようしっかり調整されているので、必ず犬用を選びましょう。
愛犬のシャンプーはセルフ式ドッグスパ【K・DogSpa】へ
犬にとって、定期的なシャンプーはとても大切なことがわかりましたね。しかし、自宅でのシャンプーは「お風呂が毛まみれになる」「家庭用ドライヤーではなかなか乾かない」などの悩みも多く聞きます。そんな自宅でシャンプーすることに不安がある方は、セルフ式ドッグスパ【K・DogSpa】を利用してみてはいかがでしょうか。
事前にWEB予約ができるので、ブース内は飼い主と愛犬だけの安心空間。愛犬とコミュニケーションを取りながら、専用設備でシャンプーができます。さらに、マイクロバブルバスが使えるため毛穴の奥まで汚れをきれいに落とせて、高さ調節ができる犬専用業務用ドライヤーまで利用できるのはうれしいポイントです。
2024年12月に【K・DogSpa】「サーラプラザ佐鳴台店(静岡県浜松市)」、2025年1月に「サーラプラザ豊川店(愛知県豊川市)」がオープンしました。きれいな新店舗のセルフ式ドッグスパで気軽に愛犬を楽しくシャンプーして、皮膚や被毛の健康を守り続けませんか。

■監修_リビングサーラ/施工管理担当者_資格:1級建築施工管理技士・2級建築士

WRITER PROFILE

mamhive 芝田ありさ
ライター歴15年。グローバルな視野と高いリサーチ能力、幅広い業界知識を併せ持つ行動派ライターとして、IT・住宅・金融・保険・教育を中心にライティングや取材を行う。得意のIT知識を活かしてホームページ制作も請け負っている。
女性ライターチーム「mamhive(マムハイブ)」に所属。