【2023年度版!】中古住宅・マンションの購入前に整理すべきこと

【2023年度版!】中古住宅・マンションの購入前に整理すべきこと

近年、中古の戸建て・マンション購入、リノベーションの選択が増えていています。特に中古住宅や中古マンションは、新築に比べて安価で物件数も多い傾向にあり、周辺環境など選択肢も豊富にあります。そこで今回は、中古戸建てや中古マンションを購入する前に整理すべきポイントについて解説していきます。

予算について

中古住宅購入予算

最近は住宅価格も高騰し、新築よりも手が届きやすい中古住宅や中古マンションに注目が集まっています。そもそも中古住宅や中古マンションは、竣工から1年以上が経過しているもしくは、過去に人が居住したことがある住宅のことをいいます。中古住宅や中古マンションの流通は増加傾向で、年々物件が市場に多く売り出されています。

中古住宅や中古マンションを検討する前に整理しておきたいポイントの一つが予算です。

特に、「どんな暮らし方がしたいのか」で予算も変動していきます。中古住宅や中古マンションを購入後はリノベーションをするのか、しないのか。もしリノベーションをする場合はその費用を考える必要があります。

次に、希望する中古住宅や中古マンションのエリア。当たり前ですが、主要駅近郊などは高値、郊外になれば価格が落ち着くなど、差が出てきます。
まちなかの生活を楽しみたいのか、郊外で落ち着いた生活をしたいのか、希望するエリアをリストアップしながら、その周辺の価格をインターネットや情報誌などでリサーチするのが大切になります。

予算を考える場合、家だけではなく今後控えるライフイベントの支出を考慮することも必要。これから子育てを本格的に行うのか、子供が独立し、夫婦だけの生活になるのかなど、家族のライフステージによってお金のかかり方も変わっていきます。信頼のおけるファイナンシャルプランナーなどにも相談しながらライフイベントの支出を計算してみるのも良いでしょう。

立地について

マンションの立地~公園~

中古住宅や中古マンションの物件の価値は、立地と言っても過言ではありません。特にマンションの場合は、立地がほとんどとも言われています。

通勤、子育て、レジャーなど、様々な点で人気のエリアであれば資産価値が落ちず、価格も他より高いことも。未来の住まい方や家族構成をイメージしながら、希望するエリアを見つけることが大切になります。

また、周辺のコミュニティーを確認することも大切です。特に中古マンションの場合は、周りにどんな方が住んでいるのかなど、管理組合や仲介会社などにも確認をとることで安心して暮らすことができます。

間取りについて

住宅間取り

次に整理するのが「間取り」。中古住宅や中古マンションを購入後にリノベーションする場合には、自分の理想に近い間取りづくりができるかなどを考えましょう。
リノベーションする際には柱、壁などの解体に制限があるので、リフォーム会社や住宅会社としっかりと相談しながら間取りを設計・施工することが大切になります。

構造・築年数について

築年数

中古住宅や中古マンションは、新築物件ではないため、どうしても「築年数が経っていて古いのでは?」、「昔の構造で安心して暮らせるのかな?」「以前建てた物件だから住みにくいのでは?」と思っている方も多いのでは。

中古住宅の場合、新耐震基準が2000年6月に施行されました。もし中古住宅を選ぶのであれば、2000年6月以降に建築確認申請された住宅を選ぶと良いでしょう。同様に、2000年以降は性能表示制度もスタートしているので、耐震等級で耐震構造の強さを示されている住宅も。

リフォームやリノベーションを行うことで、さらに補強できるので安心して暮らすことができます。また、大手ハウスメーカーの場合は、独自の工法で認定取得しているケースもあるので、中古住宅を建てた建築会社を確認することもポイントです!

中古マンションの場合は年数で価値が下落する傾向に。しかし、古くても大規模修繕で設備が新しくなり資産価値が上がっている場合もあるので、耐震性やメンテナンス状況など、トータルで判断しましょう。

不動産会社について

不動産会社による物件案内

最後のポイントは、中古住宅や中古マンションを取り扱う不動産会社をきちんとリサーチすること!

手軽に調べることができるのが、不動産会社のホームページ。中古住宅や中古マンションの取扱数を確認しながら、過去の取引実績などを見て確認しましょう。

また、実際に不動産会社に訪問しながら相談するのもおすすめ。親身になって相談に乗ってくれる信頼ある不動産会社なのかを、実際に目で見て話を聞いて体感することで、理想の中古住宅や中古マンションに出会うこともできます。

まとめ

いかがでしたか?最近注目されている中古住宅や中古マンションですが、購入前には自分や家族がどんな暮らしをしたいのかイメージを膨らませることが大切です。

求める理想と条件を整理し、自分たちでのリサーチと併せて、住宅のプロ(不動産会社や住宅会社)に相談すると、より詳しく中古住宅や中古マンションの購入のコツを教えてくれます。
いざ物件を探し始めると、良い物件が多く出てきて決め切れないこともあると思います。そんなときは、購入前に準備した求める理想と譲れない条件に立ち返り、自分たちだけのライフスタイルを実現していきましょう!

■監修_中部ガス不動産/担当者_資格:宅地建物取引士
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WRITER PROFILE

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岩下加奈

愛知県豊橋市在住。地元出版社に勤め、東三河エリアを中心とした住宅情報誌の編集長などを勤める。名古屋や東京などの雑誌・WEBのライティングや編集を行い、年間1000件以上の取材をこなす。豊橋市市役所広報アドバイザー、東三河の魅力を発信する講師活動、審査員なども務める。ワンライフコミュニケーション株式会社ゼネラルマネージャーとして、企業様・個人向けの外部広報を担当。

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